うちの車庫には田舎の便利品・野菜を保存するための冷蔵庫があるんだけど、その中で冷やしてたお茶が頻繁になくなってた。
車庫は昼間自由に出入りできるんで、楽に盗めたんだと思う。
鍵をつけるのが面倒だったので、お茶の容器全部に「これは犬のおしっこです」と書いた。
中身はお茶のままなんだけど、ある日の下校時間に「あの家犬の小便飲むー!」「お前も飲んだろきたねー!」と騒いでる小学生発見。
捕まえて「警察来たらすぐ分かるんだよ」と言ったら白状した。
最寄の駐在さんに連絡をして来てもらったんだけど、この駐在さんがまた無表情で、やたら機械的に喋る不思議キャラの人。(性格は至ってお茶目なんだけど分かりにくい)
その駐在さんが「名前は」「住所は」「何で盗んだ」「どうやって盗んだか、やれ」ともそもそ喋るので、小学生は皆涙目になってた。
ちょっと自分も怖かった。
「そうか君ら、犬のションベン飲んだのか。保健所行って検査をしよう」
「どれくらい飲んだ。いっぱい飲んだのか」「犬の小便飲むとどうなるか知ってるのか」
このへんで小学生号泣。
おかーさーんとやかましいので、親に引き取ってもらった。
その後親たちからお詫びの品をもらい、盗みの被害もなくなって平和。
件の小学生たちは変わらず家の前を登下校してるけど、やんちゃぶりは減った。
ただ飲尿一家の疑惑がいまいち解けてない。