会社で毎年行われるゴルフコンペがある。
そこで毎年のように不正をする部長がいた。
俺は5年くらい前に一度確認してからは警戒していて、こっそりボール探してるフリして、既に見つけているのに、クラブでコロコロと打ちやすいところに転がして移動させたり、絶対OBのはずなのに、どっかに自分のボールを入れてたのか、ギリギリセーフでもない普通のラフ程度に収まってるところにあるという不思議なというか明らかな不正行為を数多く仕掛けてきた。
それを社長に密告すると、「まあ遊びなんだから多少はいいではないか。でも、毎年やってるようなら、誰かわからないようにして行動をカメラで録ってみたら?」というのです。
言われたとおりに、小型カメラを購入して、部長が打った方向に参加しなかったが、その場に来ていた後輩に先回りして走らせて、木の陰に隠れて悪事を撮影。
5度ほど上記のような不正をしていたものが撮れたから、数ヶ月後の社員旅行で、テレビのあるお座敷で、色んな場面を撮ったシーンなどと一緒に不正シーンも一緒に放映。
そしたら部長は顔を真っ赤にして、社長にずっと平謝り。
社長は笑いながら「ここにいるほぼ皆が知ってたから大丈夫よ。不正を咎めるというよりは行動を撮ってどういう反応をするかを皆見たがってた」と部下の気持ちを社長が代弁してくれて、非常に気持ちよかった。
それ以降は部長のゴルフの成績は下降。
年齢もあると言い訳もしているが、部下はわかっていても、不正をしなくなったからだとは言わないw