その前までの難読漢字のせいで特殊な読みが有るとAは思ったらしく、普通の字が読めなかったのだが・・・

その前までの難読漢字のせいで特殊な読みが有るとAは思ったらしく、普通の字が読めなかったのだが・・・

まだブログとかが一般的になる前、友人の一人がwebサイト作ったから遊びに来てよと同じクラスの人に声をかけてた。

サイトは、ちょっとした日記と訪問者用の掲示板があるような、その頃よく見るような奴だった。

掲示板に書き込むのも大体顔見知りだったので、普段してる雑談の延長のような感じでしばらくは何事もなくみんなで楽しんでいた。

それから1、2ヶ月たった頃、学校ではそんなに絡む事のない、どちらかと言うと影の薄かったAが掲示板に書き込みをするようになった。

初めはまだ普通に雑談する感じで特に問題は無かったが、だんだんとAの書き込み頻度が増え、内容も流れを無視した自作のクイズばかりになり、Aは人のサイトの掲示板を私物化していった。

友人たちの中でも、あいつの書き込みどうにかならんかねぇという雰囲気が漂い始めた頃、Bという見かけない名前の書き込みがあった。

その内容は、Aさんはクイズが得意なんですね。

では、私からも問題です。

〇は読めますか?という文と共に、難読漢字の問題が数問書かれたものだった。

Aは同じ趣味の仲間が増えて嬉しかったのか、嬉々とした様子で解答を書きこんでいたが最後の問題はいまいち分からなかったらしく、降参していた。

最後の問題の漢字は『空気』だったんだけど、その前までの難読漢字のせいで特殊な読みが有るとAは思ったらしい。

するとBから、やはりあなたは空気が読めない様ですね。

自作のクイズを披露したいならば他人のサイトを私物化せず、自分でサイトを作ったらいかがですか?と書き込みがあった。

それ以降、Aの書き込みはぱったり止んで、友人のサイトは以前の状態に戻った。

Bの正体はわからず終いだったけど仲間内の誰かだったんだろうと思う。

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