さも誇らしげに、強く見せようとするように、「学校?ハッ!行ってねぇよ!!」と不良をアピールされた。

さも誇らしげに、強く見せようとするように、「学校?ハッ!行ってねぇよ!!」と不良をアピールされた。

高校2年の頃、クラスのちょっと仲の良い友達と祭りに行ったんだよ。

そこそこ大きな祭りだから、会場が満員電車並になるような状態で、道も込んでるから並んで歩けずに、俺が前を歩いてて、友達が後ろを歩いてた。

で、二人とも祭りを見るだけで体力を消耗しちゃって、後半3分くらい沈黙してたわけ。

しばらく経って、背後から話し声が聞こえるなぁ、とか思ってたんだけど、無関係の他人だと思って気にしなかった。

でも、あれ?友達の声じゃね?という事に気づき、誰と話してるんだろうと思って振り返ったら、そこには友達になれなれしく肩に手を回している金髪男と、ニコニコしている友達が。

一見仲良さそうだったから、「あれ?○○の友達?」とか聞いてみた。

そしたら急に金髪がキレてきて、「あぁ?なんだテメェは?」とか言ってきたのよ。

友達もさっきのニコニコ笑顔から困った顔に早変わり。あぁ、絡まれて愛想笑いしてたのね。

「何その言い方。そいつの友達だけど、アンタこそ誰?」って言ったら、「オメェに関係ねぇだろぉが!金が無くて困ってんダヨ!」とか怒鳴ってきた。

おぉ、これがカツアゲか、初体験だ。とかくだらないことを冷静に考えつつ、「ごめん、30円しかない。この30円やるからチロルチョコ3個買っとけ」と伝えたら、バカにされてマジギレしたらしく、「なめてんのかコノヤロウ!やんのかゴルァ!」的な事を連呼。

しまいには、「なめやがって!なんて名前だ!テメェ学校どこだ!」とかどうでも良い事を聞いてきた。

学校と名前言ったらわざわざ学校に来て問題になるかなぁ、とか考えたけど、こっちもカッとなってきてたから、思わずご丁寧に自己紹介。当時は若かった。

「つーか、俺学ラン着てんだからわかるだろう!?○○高校の2年の○○だよ。お前は!?」

すると、さも誇らしげに、強く見せようとするように、「学校?ハッ!行ってねぇよ!!」と不良をアピールされた。

友達もそれを真に受けて、不良におびえた目をしている。

でも、俺にはDQNの一言がツボに入ってしまい、大笑いしながら、周りの一般客に聞こえるように、まくし立ててみた。

「ぶははッ!学校行ってねぇのお前!超ウケるー!何自慢げに話しちゃってんのバカ!?ねぇ、バカ?バカなの!?」

「そうだよな、お前金髪だし、そんなヤツ高校通えるわけないよな!髪もおめでたいんだから、頭もおめでたいんだろ?」

「おっと、家庭の事情でとか言うなよ?家庭の事情で高校行けないやつだって、頑張るヤツは安い定時制に行ったりするからな!」

「あ?もしかして高校行ってないってのカッコイイとか思ってる?プッ!脳みそわいてんじゃねぇの?大丈夫??」

「つーかお前クセー。風呂はいってんの?親しげに話しかけんじゃねぇよ、恵んでやる金なんかねぇよコジキ。マジクセー!ウエー!」

とか言ってたら半ベソかきながら逃げやがった。オイオイ、口げんかで終わらせるかよと思い、逃げ去ろうとするDQNの首根っこ捕まえて、「待ってるからな。絶対学校に来いよお前。」と耳元で大声で威圧。

もうパニック状態になって泣きながらDQNは逃げ去りました。

以上、暴力事件ではありませんが、友達に絡んできたDQNを精神的にボロボロに追いやった、高2の夏の記憶でした。

「さぁ、追い払ったよ!」と友達のほうを振り返ると、今度は私に半泣きでガクブルしている友達の姿が・・・orz

ちなみにDQNは学校へ来なかったです。

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