少し時間がかかったけれど情けは人のためならずを実感した話

少し時間がかかったけれど情けは人のためならずを実感した話

僕は、金融関係の会社で勤務しているのですが、チーム制のシフト勤務です。

4チームありまして、仮にA・B・C・Dとしますと、僕のチームはBです。

各チームには、リーダー一人、サブリーダー二人、スーパーサブ一人、一般八人で構成されていて、勤務しています。

僕は、スーパーサブで、サブリーダーの代理と一般の兼務という立場です。

チーム毎に特色はありますが、Bチームはリーダーが司令塔で、実際の作業はサブリーダー以下があたるスタイル。

人手が足りなかったり、急な作業が入ったときはリーダーも作業に加わります。

僕はリーダーをとても尊敬しています。

しかし、サブリーダーはAチームでチーム員の不興をかって、リーダーから降格、配置換えになったEと、その手下のようなF。

Eは反省したのかBチームに来てからは、フレンドリーで積極的に作業もこなすし、仕事が出来るので、戦力になりました。

Fも目立たないですが、きちんと仕事をこなし、何の問題も無く、日々の作業は円滑にすすんでいました。

しかし、ある日、Aチームのリーダーが退職する事になりました。

人事異動が行われ、BチームのリーダーがAチームへ。

BチームのサブリーダーであるEが再び、リーダーに昇格し、サブリーダーには、AチームのサブリーダーだったGが来ることになりました。

Aチームのサブリーダーは一般がくりあがりました。

そっくりそのまま元Aチームの責任者がBチームに来てしまったことになります。

チームを統括する上司のHはEと昵懇の仲なので、反省をあらわすEを引き立てたのでしょう。

しかし、Bチームのリーダーになった途端にEは変わりました。

抑え付けるものが無くなったとばかりにやりたい放題。

作業そっちのけで、勤務中にE・F・Gで談笑。

作業が遅いと文句だけ言う。

本来、リーダーがすべき仕事を教育と称して、僕に丸投げ。

他チームのリーダーが応援に来るような重要な作業のときも、それは変わりませんでした。

そうする間にも、一般からはクレームの嵐。

僕は一般と仲が良いのですが、Eは気に入らなかったのか、僕をいじめの対象にしていたようです。

それまでのリーダーは作業指示をしてうまく振り分けを行っていたのですが、それもなく、サブリーダーの二人も何もしないので、僕が一人で全てこなすことに。

ある日、陰湿なタイプなEが、僕が休みの期間に、僕が育てていた新人をいじめ、辞めさせてしまうという事件が発生。

上司Hにはうまく言ったのかお咎めも無し。

しかし、一般チーム員は知っています。
もう限界だとばかり、一般と相談して、直属の上司Hの更に上の上司に嘆願書を提出しました。

が、それが明るみになるとHが激怒。
僕が責任を取らされる形でAチームの一般チーム員に降格となりました。

救いだったのは、他チームその他、ほとんどが同情してくれて、Aチームのリーダーが尊敬する元Bチームのリーダーだったことです。

出向で来ている社員からもEにはクレームが出ていたようで、もし僕がクビになっても、その会社に入社出来るよう取り計らってくれることになりました。

おのれ!Eめ!覚えておれとリベンジを誓いながら三ヶ月後・・・。

僕がBチームで特に目をかけて教育し、僕の後任のスーパーサブになったIがやってくれました。

僕が居なくなった後のBチーム責任者陣は更に傍若無人になり、Eは12連休を取得しました。

そして、復帰後の勤務で、休憩指示を待つIに放たれた言葉は、

『お前達が仕事遅いから休憩無し。』

ブチ切れたIは、

『あんたが、ゆーっくり休んでる間も皆働いてんだ!疲れてんだ!』

と声を荒げると、一般チーム員達も、口々に、

『そーだ!そーだ!』

と援護射撃。

居づらくなったのかトイレに逃げ込んだEにIが追い討ち。

『てめえ・・・明日から毎日ぶん殴ってやっからな。』

そう、Iは元ヤンキーなのでした。

翌日からEは会社に来なくなり、そのまま辞めていきました。

その後、Iは僕のところに来て、言いました。

『これまで守ってくれてありがとうございました!少しは恩返し出来ましたかね?』

僕は涙をこらえ、

『バカ野郎・・・。』

としか言えませんでした。

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