お盆を実家で過ごし、帰りの特急の中でのこと。
自分は指定席に座って本読んでたんだけど、5つ前くらいの席からいきなり怒鳴り声が聞こえてきた。
「なんなんだよその態度は!あぁ!!?ふざけてんなよテメェこら女ァ!」
通路に顔出して覗いてみたら、なんか白髪の小さいオヤジが身を乗り出して、向かいの席にむかって大声で怒鳴ってるワケですよ。
明らかに酔ってるっぽく顔赤くして、呂律廻ってない感じ。
「何ガム噛んでんだよォ人の話聞いてる時に!!」とかすごいうるさくて、そのうちに「てめェこら詫び料寄越せ詫び料ォ、詫び料だァ、迷惑料3000円寄越せェ」なんて言い始めて、5分くらいずっと「詫び料ォ」とか言ってんの。
他のおばさんとかが小声で「車掌さん呼んだ方がいいんじゃない…」とか囁きあってたけど、誰も止めに行ったりする人はいなかった。
オヤジの話からするに絡まれてる人は女の人みたいだったし、大丈夫かな…とハラハラ見てたら、オヤジの何回目かの「詫び料ォ」のところで、向かいに
座ってたその女の人がさっと立ち上がった。
そしたら何かすごく背が高い人でさ。
親爺が小さいのもあったけどほんとでかくて、一瞬怯む親爺。
女の人は親爺を見下ろしながら、女の人「お金が欲しいの?」
親爺「…あー?」
女の人「詫び料詫び料ってアンタは金が欲しいわけ?アンタさーこんな小娘に金たかって恥ずかしくないの?ちょっと。何でわたしがアンタに金なんか払わなきゃなんないの?ねえ。何なの詫び料って。何考えてんの?(後ろに向かって)すいません車掌さん呼んで下さーい」
そこで親爺が「何だコラ…」ってちょっと掴み掛かるように近づこうとしたら女の人いきなり「キャーーーーーー!!!!!!」絶叫w
これがほんとに声だけって感じで(横顔しか見えなかったけど)姿勢とかそのまま。
それに親爺がびっくりして固まったところで車掌さんが車両に入ってきた!
途端にもの凄い勢いで席に戻る親爺。
車掌さんは女の人と話して(やっぱり親爺がいきなり絡んできただけらしい)その後親爺に話聞こうとして話しかけてたけど、親爺返事なし。
よりによって寝 た フ リ か よw
結局女の人が他の車両に席を変えてもらうことになったんだけど、後ろから見えなかっただけで隣にはその女の人の母親と思われる年輩の女性もいて、わたしの横を通るとき二人で「あんたはぁ…(苦笑)危ないんだからね」「だってあんなの居酒屋だとよく来るもん、あんなもんだよ」なんて会話しながら出てった。
その後親爺は恥ずかしかったのか、車掌さんも出て行ったあとやたらと大きな声で「ったく何なんだあの馬鹿女はよォ」「ブン殴ってやっか」なんて独り言言ってたけど寝たフリしといて今更(プゲラ て感じでした。
結局次の次くらいの駅で大人しく降りてった。
そのあと全然知らない隣の席の兄さんと「さっきの人すごいかっこよかったですね~」とか打ち解けちゃったよw
昨日の女の人ほんとにGJ!