20才の時、あきらかな人数合わせで合コンに呼ばれた事がある。
キモメンの俺は案の定いじられまくり、腐女子どもにもオオウケ。
俺はメチャ腹がたって目の前の唐揚げとかフライドポテトをそいつらの顔面にブン投げて帰ろうと脳内でイメージして、うつむいてたら一番端に座ってた、ちと気の強そうな矢沢心似女の子が「あんたら、人の外見馬鹿にすんのそんなに楽しいの?いい加減にしなよ。」って突然キレた。
その後は非常に険悪な空気になり、即会計して解散。
帰り際、皆とすこし離れて駅に向かう途中その娘が俺に「あんたも情けないね、なんで言われたまま黙ってんの?悔しくないの?」
って声かけてきて、そこで俺は耐えられなくなって思い切り泣いた。
気付くと周りのやつらは居なくなってて、俺は「あぐっ、いやあの」必死に何かをしゃべろうとしたが、声にならない。
するとその娘が「何泣いてんの?あーイライラするっ!何でどうにかしようとしない訳?顔がキモクても生まれちゃったからには生きなきゃいけないんだから、
ウジウジすんのやめなよ!もう20才なんだし・・・」
俺は人生最大の勇気を振り絞って声を出した「あっ、ありがと・・う・・・あの、も、もし良かったら友達になってくれますか?」
そしたらその娘が「それは勘弁して、そういうつもりで励ましたんじゃないから・・・いずれあんたにもいい娘が現われるよ!」
それから家に帰って更に号泣。
あのときはあの場でちゃんと言ってもらって色々とスッキリしたんだけど、あれから10年経っても、いまだいい娘は現れません。
現実は厳しいです。