馬の被り物と学祭のときに買ってた貞子っぽいワンピース&ヅラを身につけ ついでにおでこに吸盤の矢をつけ玄関に待機

馬の被り物と学祭のときに買ってた貞子っぽいワンピース&ヅラを身につけ ついでにおでこに吸盤の矢をつけ玄関に待機

大学生のころの話。

母に「最近来るようになった訪問販売が強引で困っている」と打ち明けられた。

話を聞いてみると販売員は宅配会社を装ったり家に帰るのを待ち伏せたりしているとのことで、ドアを開けたらなかなか帰らないそうだ。

うちの母は気が弱い。

押し切られて何か契約をさせられてしまったらどうしよう・・・と嘆いていた。

「いりません、必要ないです」とは一応言っているらしいのだが、最近母がやつれてきた理由を知って腹が立った。

母に聞いた販売員が来る時間帯に玄関に待機。

馬の被り物と学祭のときに買ってた貞子っぽいワンピース&ヅラを身につけ、ついでにおでこに吸盤の矢をつけた。

引き戸の摺りガラスに人影が写るチャイムの音が鳴った瞬間に勢いよく開ける。

販売員「うあっ!?」

私「こんにちはぁあ・・・ひっ・・どちら様ですかね・・・?(超笑顔)」

私が抱えてる白いプラスチックケースの中には20匹くらいのデュビア。

ケースの中できゅうりに群がっている。

販売員は既に顔がひきつっている。

販売員「あ、あの・・・新聞、を・・・」

私「あ゛っ!?何??えへっ えへへえへえふ(本当にこんな笑い方した)」

販売員「・・・・」

私「ひぃあっははぁ・・・・・・・・・・かわいくね?この子かわいくない?」

私、デュビアをごぱあと素手ですくって首をかしげて販売員に笑いかける。

ぴゃ~~はっはああーーー♪とか奇声をあげながら回ったところで逃げ帰っていった。

二度と来なかった。

ありがとう、デュビア。

ちなみにデュビアは父がトカゲの餌用に飼ってます。

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