生まれてすぐに引っ越したのに『自分は京都生まれ』ということにものすごい誇りを持っているトメが田舎もんと馬鹿にしてくる。

生まれてすぐに引っ越したのに『自分は京都生まれ』ということにものすごい誇りを持っているトメが田舎もんと馬鹿にしてくる。
人のことを田舎もんと蔑んでくれたトメにやり返したよー

トメは京都生まれ。しかし、生まれてすぐ引っ越しているため京都っぽさは一切無い。

なのになぜか『自分は京都生まれ』ということにものすごい誇りを持っているらしく、私を『田舎生まれの野良娘』と見下しては季節外れの和服で薄味の煮物やら何やらを持って凸ってくる。

夫が〆ても懲りた様子もなく『私は京都の人間だから仕方ない』と謎理論でさらに凸、家に入れなければ騒いでご近所に迷惑をかけ、入れば私のすること全てに田舎臭い田舎もん田舎娘はこれだから、と文句をつける。

数回目で我慢の限界をこえ、ご近所の迷惑とこれからの平穏な生活のために一芝居打たせてもらった。

ちょうど夫の誕生日が近かったので、家族でそれを祝いましょうという設定でトメを呼び出す。

案の定嬉々として、相変わらずの謎着物でマズメシ携えてやってきてくれた。

珍しく和服を着ている私にトメは驚くも、「田舎娘が着ても似合わないねぇ、どうせ安物でしょ。恥ずかしいからやめなさい」と鼻で笑ってくれた。反撃開始。

「嫌やわぁトメさん、そないに品のない喋り方して。ほんまの京都のお人やったら恥ずかしゅうてそんなん言えません」

「はっ!?何をいきなり、そんなわざとらしい……田舎者が京都の真似しても」

「何言いますのん。うちはずぅっと京住まいでっせ。トメさんはよう京都を語ったはるけど、親御さんも3代どころか数年しか住んでへん上にトメさんはやや子の時しかおらあらへんかったそうやないですか」

「京都って、あなた実家は○○じゃ(大混乱)」

「うちの親のしゃべるん聞いて京もんやとわからへん 田 舎 も ん が京都京都とよう言いはるこって。かなんわぁ、こないなお人がうちの旦那の親や思たらさぶいぼ立つわ」

この調子でひたすら京ことばで全て返してみたらだんだん口数が少なくなっていった。

ついでに料理は完璧な京懐石メニュー。

トメのただ味が薄いだけでろくに出汁もとってないのとは別物。

うちの両親は年食って体が弱ったから過ごしやすいところに引っ越したけど、元々は生粋の京都人同士で、私も働きに出るまでは京都だったと説明、トメの料理をつまんで「おだしのとり方も知らんねんね……これだから田 舎 も んは」

と言ってやったらトメ目を白黒させてフガフガしてた。

ダメ押しとしてトメを家から送り出すときにはホウキ逆さに立てかけておいた。

これまで京都京都私は京都!京都以外は田舎者!と騒いでいたトメだけれど、その田舎者だと馬鹿にしていた嫁があこがれの京都人だと知って少しは懲りたらしい。

それ以来こちらを田舎者とは言わなくなった。

これからとんでもない方向に進化する可能性もあるから油断はできないけれど、来たらまた田舎もん呼ばわりしてやろう。

と、これだけやっておいてなんなんだが、実は私も京都らしさはトメと同レベル。

着物なんてまともに着られないし普段の言葉は普通の関西弁だし、料理もトメよりマシだけど京懐石なんてムリ。

今回のDQN返しは料理担当の父(元板前)、着付け・立ち居振る舞いの指導担当の叔母(着付免状持ち)、京ことば翻訳担当の母(トメとの会話を予測して台詞のテンプレを作って丸覚えした)がいてくれたからできたことでした。

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