帰国子女であることを全力でアピールしてきてた友人A。
卒業旅行で、海外旅行のツアーに5人で行ったときも、そもそもツアーとして申し込むことさえ、「ザ・日本人って感じ。旗の後付いてくだけで行った気になるつもり?でも、ま、みんな日本語しか喋れないからしょうがないっかー」と、地獄のミサワ風に、私たちを一生懸命小馬鹿にしていた。
そんなAは、現地で地図や矢印を見ることを拒み、地図見た方が早いのに、通行人を呼び止めて道を尋ねたがり、観光客の多い場所を嫌がって、路地裏に入りたがり、地元民向けの店に入りたがった。
上記の行動は、「~したがる」だけで、「じゃ、ここから別行動ね」「私たちはこうするから」と言えば「あなたたちには私がいないと!」と言って、行動に移す度胸は無かったみたい。
最終的には、観光地でフレンドリーに話しかけてきた現地の男性に嬉々として受け答え、どう見ても毛糸の端っこみたいなミサンガを一万円相当で買っていた。
お土産買うにも、中一レベルの英語で十分通じるのに(というか、行った国は英語圏ではない)、ちょっと難しい?言い方に拘ってたみたいで、店員さんも困惑。
困らせるのはまずいと、間に入って、Aに「どれがほしいの?どうしたいの?」と通訳に入ってやった。(とは言っても、「ディス ワン プリーズ」位の英語力でした)
どうも、これが一番屈辱的だったようで、それ以降、二度とAの口から英語自慢が出ることは無かった。
Aの「帰国子女」を主張してきた理由が「修学旅行で海外行ったから」とみんな知ってたので、生暖かく見守っていたけど。
Aが私たち以外の人に極力迷惑かけないよう、本当に危ないことしないように見守ってるのは、大変でもあり、(性格悪いかもしれないけど)楽しくもあった。
英語が絡まなければいい友人だったので、最近になって「あの頃は本当に…」と謝られたのでカキコ。