ファンクラブができるほど人気だった「貴公子」というあだ名の男が、色々あってファンクラブを解散させてしまった。

ファンクラブができるほど人気だった「貴公子」というあだ名の男が、色々あってファンクラブを解散させてしまった。
俺の行ってた中学は結構やんちゃが揃ってて、俺もその1人だった。

当時のリーダーは結構硬派な考えしてて、学校でも人気があった。

昼休み。学校裏で煙草吸ってたら、キンキン怒鳴り声がしたんで、行ってみたんだよ。

女数人が1人囲んでつるし上げてた。入学したての1年相手に髪つかんで引っ張って罵声あびせてる。

一喝したら女共は逃げて、1年だけが残った。
その時はそれで済んだんだが、それからもちょくちょく1年がつるし上げられてるのに遭遇した。

校外でやられてるのに遭遇した時に話を聞いた。

向こうはビビッてたけど、何度も助けてたからか事情を話した。

その娘は、入学した時から結構有名だった。

1年に人形みたいに綺麗な子がいるぞって。

小柄で色白で、長い真っ黒な髪を三つ編みにして、マジで人形。

入学して直ぐに、2年に交際を申し込まれて断ったんだそうだ。

それを知った取り巻きの女共が、一年を苛めるようになった。

1年に振られた2年は、体育会系クラブのエース的な奴でイケメンだったから、某漫画をもじって「貴公子」と呼ばれてファンクラブができてた。

ちょっと調子に乗ってたりもした。

聞いた俺達は怒ったね。

取り巻きの女共にも腹が立ったが、「貴公子」にも腹が立った。

とりあえず1年を宥めて、それからそれとなくガードして登校したり、見つけたら女共を〆たりした。

そうしながら情報を集めた。

1年の行った事は本当だった。

「貴公子」は友達連れて、皆が見てる前で上から目線で交際をするように伝えて振られてた。

その後も「俺が振られるなんておかしい。」と何人かに愚痴ってたそうだ。馬鹿だ。

イジメを止めるには、貴公子を何とかしないと駄目だとなって、「貴公子」への復讐(?)策が練られた。

俺らの中学の体育祭は秋に開催だったが、その年は工事の関係で7月に行われる事になった。

体育祭では、クラブ対抗リレーが行われる。

体育系クラブは強制参加、文科系と有志のチームも申し込めば出られる。

当然俺達も申し込みましたよ。

そして当日の決戦のクラブ対抗リレー。

貴公子と競ってた俺の足が縺れて貴公子を巻き込んで転んだ。

「俺馬鹿かー、何やってるんだ!貴公子君大丈夫か!?」
「先生先生、けが人でーす」
「ほらほらどけどけ」
「救急車呼べ」
「頭打ってたら大変だ」

と大騒ぎして、貴公子を本部テントの救急スペースに担ぎ込んでやった。お姫様抱っこでw

貴公子は目を白黒させてたな。

校庭にも黄色い悲鳴が飛んでた。

そして貴公子に、影のあだ名ができた。

俺達は先生に怒られたが、貴公子には新たなファンができ、貴公子のファンクラブは人数が減り、1年へのイジメがなくなった。

そして夏休みがあけて、貴公子のファンクラブは解散してた。

意味がわからん。

情報集めると、とんでもない事件が起きてた。

夏休み中に、他校との試合があったそうだ。

貴公子ファンクラブや一般の生徒も応援に行ってた。

そこで貴公子は活躍。

興奮した応援団から歓声が飛んだんだが、一角から影のあだ名が飛んだんだと。

そのグループと貴公子ファンクラブが諍いを起こして、影のあだ名が他校にまでばれたらしい。

貴公子に激怒されたファンクラブは自然解散。

貴公子は他校生から影のあだ名でからかわれる結果になってた。

今では貴公子に悪い事したかなと思ってる。

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