柔道やってた俺は体格も良く、今まで絡まれることとはなかったが、高校に入ってからオタクっぽい私服を着ていたら、細身の二人に絡まれ・・・

柔道やってた俺は体格も良く、、今まで絡まれることとはなかったが、高校に入ってからオタクっぽい私服を着ていたら、細身の二人に絡まれ・・・

高校3年の冬。

厳しかった柔道部を引退して髪を伸ばして、受験勉強に勤しんでた頃、地元の駅から家に帰る途中、中途半端なヤンキー二人に絡まれた。

地元は治安の悪さで有名なところで、通ってた中学も地元で有名な不良の多い中学だったが、柔道やってて、それなりにデカイ体格だった俺は、学校でラノベを読んでてもイジメられることもなく、かといってヤンキーでもないので「ワルそな奴は大体友達」の言葉通りな中学生だった。

地元から離れた高校に行ってからも、なんかヤンキーたむろってるよって時は、中に1人は知り合いがいる感じで、地元で絡まれたのは生まれて初めてだった。

二人共ヒョロッとして運動したことも無さそうなのに、なんで100kgある俺に絡んでんだと不思議だったが、後から考えたら当時俺は私服で、モコモコしたダサいセーターに中途半端に伸びた髪型してたから元々のヲタ気質が丸出しの、気の弱いデブに見えたんだろう。

兄貴分みたいな方が、俺の胸ぐらをつかんで「金出せよ!」と脅してきたんだが、絡まれたことのない俺はテンパッてしまい「金なんか持ってねぇよ」と言いながら、なぜか相手の奥襟掴んでたw

そいつが「フザケンナ、テメー」と言いながら殴ってきたが、奥襟掴んでるしw

柔道部では顧問や先輩から殴られ慣れてたし(張り手でね)、アドレナリンも出てたんだろう全く痛くなかった。

そして、相手の袖を掴みおもいっきり払腰で投げてました。

素人に不意打ちなので、綺麗すぎるくらい綺麗に払い腰は決まってしまう。

しかも、勢いがつきすぎて俺が相手の上に乗ってしまう巻き込みという形にアスファルトに叩きつけられ、さらに100kgの体重をまともに喰らった相手はウエッとかゲホとか言いながら、うずくまってしまった。

うずくまった相手の上に乗って2~3発殴ってた俺を、弟分が止めようとしたが、ヒョロとした弟分ヤンキーに、引退したばかりの柔道デブを止められる訳もなく、俺は弟分を突き飛ばし「オマエもこうすんぞオラ!」と凄んだら、奴は何もしてこなくなった。

また殴り始めようとした時、衝撃というか笑撃というべきか、斜め上の展開が俺を待っていた。

どこからともなく「ヤメテー」って叫び声が聞こえたと思ったら、同じぐらいの年頃のヤンキー女が走って近づいてきて、女は半泣きになりながら「ヤメテ、もうヤメテ」と言って、俺にしがみついてきた。

「なんで俺がヤメテって言われてるんだ?」「ていうか、この女なんなんだ?」という状況だったが、「もしかして、女にいいとこ見せようと思ってカツアゲ?」と気がついた俺は、あまりにアホらしい展開に冷静になってしまい、殴るのを止め近くにいた弟分に蹴りを入れて「さっさと消えろバカが」というと、二人は兄貴分を助け起こしてた。

兄貴分は相当効いていたらしく、脇腹抑えながら、フラフラになってた。

兄貴分は弟分と女に抱えられながら、「フザケンナ」とか「オボエテロ」とか言ってるし、女は女で「カワイソウ」とか「ヒドイ」とかブツブツ言ってたが、完全に冷静になってた俺は、本当にこんな捨て台詞言うんだなとか、自業自得だろとか思いながら「お前らの顔覚えたから」と声をかけて、3人を見送った。

殴られた顔は、アザや痛みが残る事はなかったが、冬の寒い時期にいきなり投げ技したせいで、背中の筋を痛めてしまった方がよっぽど痛かった。

その後、一回だけ女を地元の駅で見かけたが、俺に気がついた途端 顔色変えて逃げてしまったので、周りの人がちょっとザワザワしてしまい 関係無いですって顔して、ちょうど来てた電車に駆け込んだのは痛い思い出。

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