赤ん坊(トメから見て孫)がちょっとでも不調だったり、ぐずったりするとすぐ大騒ぎする同居トメ。
まだ低月齢のころ、ほんのちょっとでも乳吐きをすると(げっぷの拍子に、よだれに軽くまじっただけでも)「飲ませすぎ、もうやめなさい」
かといって、私の母乳は絶対足りていない、という思い込みがあり(理由は私が痩せてるから)母乳だけならだけで、「足りないからミルクを」と言ってくる。
寝ている間に私がトイレいって、その間に目が覚め、ほんの少しでも泣こうものなら「かわいそうに」を連呼。
それも赤ん坊を慈しんで「かわいそうにね…」というのではなくこちらを横目で見つつ、笑えるほど嫌みたっぷりな響きで「あぁ~!かわいそぉ~!」と。
その赤ん坊が6ヶ月で中耳炎になった。
検査すると薬が効きにくい菌があっておそらく長引くみたいで、こまめに洗浄に通ってと言われたので、できる限り通った。
それでもやっぱり耳だれは長引いた。
当然のようにトメはなにかに呪われているかのように例の「かわいそ~ぉ」連呼。
病状について説明したのに「治らないし、病院かえるべき!」じゃあ今のバスで行けて予約できて小児耳鼻科がある以上の病院があるんですか、どこですか、と聞くと「さあ、それはわからないけど…。」
さらに、トメ友から「うちの孫は中耳炎で難聴になっちゃって・・・」という話を聞いてからは「難聴が難聴が難聴が難聴が」と言うようになった。
詳しくきくとそのトメ友の孫は中耳炎を半年以上放置されていたそうだ。
そりゃ難聴にもなるわ。
悪化しないように病院にこまめに通ってるのに、それも「寒いのにかわいそう」ある日ぷっつんきて、DQNというか陰湿な仕返しを実行した。
糖尿病だけど甘いもの大好きなトメの食生活を、細かくノートに記録。
食べた時刻と、カロリーも書きそえて(ただしカロリーは適当)、『トメのレコーディングダイエットノート』を作成。
ウトが帰宅するタイミングを狙って、リビングにわざとページを開いて置いておいた。
禁酒禁煙で、トメとは対照的に規則正しい生活をおくっているウトが「なんだこの食生活は!!!」とさっそくトメを怒りだした。
トメは「こんなことするなんて、嫁子は意地が悪い!心が冷たい!」とキレたので、「そうですトメさん、私にはもう人の心は残っていません。鬼の心しかありません。今もデブが何言ってんだワロスってpgrしてます。反省?してませんお」と宣言。
私抜きの家族会議のあと、見事同居解消となった。