「隠し財産でも貰ったんちゃうか?」とゲスの勘ぐりをした親戚に付きまとわれていた。

「隠し財産でも貰ったんちゃうか?」とゲスの勘ぐりをした親戚に付きまとわれていた。

親父が死んだときに、財産分与でもめるのが嫌だったんで、俺の分は早々に放棄して日和見決め込もうとしてたら「隠し財産でも貰ったんちゃうか?」とゲスの勘ぐりをした親戚に付きまとわれていた。

あまりにもしつこいんで、物置から小汚い壷を引っ張り出してきて、その親戚の前に出して「実は親父からコッソリこんなもん譲り渡されたんです。僕には全然値打ちがワカランものなんで、こんな僕が持ってるよりも○○さん(親戚)みたいに価値が解る人が持ってる方が壷にも良いと思いますんで・・・。」

・・・と、まあなんとか思わせぶりなコトを言って壷を無料でくれてやった。

ここのポイント

・親父からコッソリ譲り受けた→漬け物入れるのが欲しかったんで譲ってもらった。
俺と親父しか知らないやりとりなんで嘘ではない

・全然価値がわからん→鑑定したことないから嘘ではない

・無料でやった→金取ったら詐欺かもしれんが、コレで無問題

それっきり音沙汰無しで厄介払い大成功。

風の噂では、床の間に大事に飾ってるのだとか・・・

ちなみに後にその壷とまったく同じものが骨董市で子供の小遣い程度の値で売っていたことを付け加えておく。

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