クセーなと思ったが不覚にも感動してしまった。 こいつと友達でよかったと思った。

クセーなと思ったが不覚にも感動してしまった。 こいつと友達でよかったと思った。

高校の頃、とても嫌われている教師がいた。数学担当のTだ。

ある日の昼飯時、友達と校内の自動販売機にジュースを買いに行った帰り、教室までショートカットするために中庭を渡った。

その時、運悪くTに見つかり「上履きで中庭にでるなぁぁあ!!!」と周囲がひくくらいのテンションで怒鳴られて、ネチネチと絡みつづけられた。

しかしルールを破ったのは自分だったので素直に苦言を聞いていた。

奴が友達のKを罵り始めるまでは。

俺はそれなり成績が良かったため教師の覚えが良かった。

それはTも同様なようで、いつの間にか件の苦言が俺ではなくKのみに集中、「○○も付き合う奴は考えんと内申に響くぞ」とまでのたまいやがった。

カーっとなった俺は「アンタにそんなこと言われる筋合い無いだろ!」とTに食ってかかった。

その時、興奮する俺を止めたのはKだった。

「申し訳ありませんでした!」とTに深深と頭を下げたのだ。

ギャラリーも数人いたため、Tは「以後気をつけろよ!」と言い残し帰っていった。

腹の虫が治まらない俺は「なんで、あんな奴に頭さげんだよ」とKにも食ってかかった。

イライラを彼にぶつけてしまった。

するとKは「受験前につまんねーことで目つけられたらバカみたいじゃん」

「おれら受験生なんだし、お前の成績なら推薦狙えんだし」とドラマみたいなことを言いやがった。

クセーなと思ったが不覚にも感動してしまった。

こいつと友達でよかったと思った。

次の日、体育の授業を終え教室へ戻る途中で中庭にいるTを見かけた。

上履き替わりのサンダルだった。

な ん じ ゃ そ ら ?

気が付いたら口を開いていた。

俺「それ、外履きじゃないですよね?」

俺「昨日俺らにあんだけ言っといてどういうことですか?」

T「なんだ教師にむかってその口の聞き方は!」

俺「尊敬もできねーし軽蔑してる人間を教師だとは思っていませんが?」

T「あdgっふじl;!!」

俺「あsdfghふじkl;」

なんだかんだで他の教師も集まってきて大騒ぎになったが、ギャラリーの生徒や体育教師の証言でこの場で正論言ってるのはオレということになり、口頭注意のみで終わった。

内申にも影響なかった。というか担当でもないTに俺の成績どうこうする権限はなかったし、教師間でも嫌われていたのでスルーされたそうだ。

Kには「昨日の今日で再戦すなよwwオレ頭下げ損じゃん」と窘められた。

おわびに学食で一番高いCセットをおごらされた。

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