男子2名は「先へ行く」と言って川を渡り向こう側へ消えていった・・・

男子2名は「先へ行く」と言って川を渡り向こう側へ消えていった・・・
中学の時、登山キャンプと言う行事が有った。

昼過ぎ:キャンプ場へ行く

翌早朝:頂上まで登り、ご来光を見て下山

うちのクラス(班)、下山時に転んで足を怪我した女子2名が出た。

ゆっくりで歩けるので、皆で荷物を交代で持って下山した。

まぁゆっくり歩いているので、後ろのクラスに追い越されながらも下山していた。

登山路の途中に小川があり、小さな木橋を渡って登った覚えがあるのだが今、目の前にある小川には橋が無く、平らで大きい石がある。

そして石を渡った向こうには道が続いている。

道?間違えたか?

でも道は続いているよ?

戻る? でも足怪我した子が居るよ?

ってな感じで喧々諤々。

ちなみにこのとき引率の教師は居なく、男女10名くらいのグループになっていた。

行くか?待つか?戻るか?

「迷子になったときは、ウロウロしないで待つ」

「もし道迷いになっていたら、最後尾のA先生が駐車場(集合場所)気づく」

と言って荷物を置き腰を下ろした。

男子2名は「先へ行く」と言って川を渡り向こう側へ消えていった。

皆が不安にならないように色々話をして、約一時間後、探しに来たキャンプ場の人に見つかり無事下山した。

迷子になったときは動かない。

この鉄則を守った俺のささやかな武勇伝。

ちなみに男子2人はさらに一時間経過後に見つかった。

頂上→キャンプ場→分岐点→橋のある小川→駐車場

頂上→キャンプ場→分岐点→石で渡る小川→駐車場の反対側の集落

こんな感じの山で、間違えやすい分岐点には標識があるのだが、たぶんよくあるいたずらで動かされたのだと聞く。

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