保育園で、純粋で心のきれいな子ども達に救われました。

保育園で、純粋で心のきれいな子ども達に救われました。

その当時、私はある学園の保育園に勤めていました。
担当していたクラスは、3・4・5歳児の混合クラスで、少し手のかかる子ども達だったのですが、子どもらしく毎日楽しく過ごしている姿に、どんなに忙しくても疲れていても、救われていました。

ある夏の日のことです。週に3回程プールに入るのですが、その日は気温もあまり高くなく、曇り空。子ども達もあまり体調が良くなかったので、私は子ども達と園庭で遊ぼうと、主任の先生にも保育の計画を変更する事を伝えに行きました。

園長先生も丁度隣にいらして、私の計画変更に納得して下さったのですが、いざ保育室に戻ったときに、主任が後から追いかけてきて私にものすごい勢いで怒鳴り始めたのです。

「今日は理事長先生がいらっしゃるのにどうして勝手にプール遊びを変更するの?!理事長先生には今日プール遊びなのでって話したのに、私が嘘を伝えたみたいになるじゃない!」
さっきはにこやかに園長先生の横で「子ども達風邪ひいちゃうもんね。」と頷いていた人と同一人物とはとても思えません。

実はこの主任、園長先生や理事長先生など目上の人には頭をぺこぺこ下げるのに、私達保育士には裏でものすごく冷たく当たる裏表のある主任だったのです。
それでも、「でも子どもたちが体調悪そうなので、プールはちょっとやめた方が良くないですか?」と伝えると、「主任に口答えなんてよくできるわね。貴女を指導する立場の人間なのよ?だいたい貴女の保育はいつも計画がコロコロと変わって子どもたちもかわいそうじゃない!」と再び怒鳴る始末。

その一部始終を子どもたちが目の前で見ているので私もあまり何も言えずにすみませんと頭を下げ、子ども達とプールあそびの準備を始めました。
肌寒い中、子ども達と体を大きく動かして遊んでいると主任と理事長先生がいらっしゃっいました。

それを見た理事長先生が一言。
「ねぇ、こんなに寒いのにどうして貴女はプールをしようと思ったの?子ども達さむそうじゃない。」
と言われて、「それは・・・」と主任の顔を見るとなんと
「ですよねぇ?私も今日はやめた方がいいんじゃないのって言ったんですよ!でも○○先生がどうしてもプールをしたいっていうから。ほらっ!風邪ひくじゃない!今すぐ上がりなさい!」
と理事長先生の前で私を説教したのです。

これには私もかなりカチンときましたが、ここで事を荒げるわけにもいかないとぐっとこらえていると、年長さんの女の子が、理事長先生の前にやってきました。
「どうしたの?寒い?」と問いかける理事長先生に、2人は
「○○先生悪くないよ。主任先生がプールにいれなさーいって○○先生怒ったの。○○先生寒いから今日は園庭で遊ぼうっていってくれてたのに。」
その言葉に慌てたのは主任。
「なっ・・・なにか勘違いをしてるんじゃないの!?」
と慌てて子どもたちの前から逃げようとしますが、理事長先生は2人の前にしゃがみ込みました。

「○○先生の考える遊びはいっつも面白いの。でもいつも主任先生が〇〇先生の考えた遊びをダメっていうの。」
「○○先生いつも怒られて可哀そう。この間園長先生が、自分が言われて嫌な事人にいったらいけませんって言ってたのに、主任先生いつも嫌な事いってる。」
その言葉を聞いた理事長先生が、今度は私を見上げて一言。
「貴女は素晴らしい先生ね。これからも保育園をよろしくね。」と仰ってくれました。

それから主任は理事長にこっぴどく叱られたようで、謝りに来てくれました。
何も言えない私を守ってくれた子どもたちに本当に感謝です。

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