向かいの家のお嫁さんと仲良しだった母から聞いた話なんだけど、十年くらい前に、お嫁さんが逃げるついでにしていったDQ返し。
クソトメがムチュコタンとの旅行から日暮れに帰ってくると、誰もいない。
ついでに台所以外、家中の照明がない。
懐中電灯も何も無い。
「嫁子ーーー!」と怒鳴りながら台所の明かりをつけると大音量で鳴り響くトメのイビリ声。
蛍光灯につけるタイプのコンセントにトメ愛用のカセットプレイヤーが麻紐と接着剤で全部グルグルに巻き付けられていてとうてい取れない状態になってたらしい。
おまけに、家中の電化製品のコードが全部根っこギリギリから切ってあって、切られたコードは自慢の食卓机の上にこれまた接着剤で並べて貼り付けられていて水道もガスも栓という栓が閉められた上にまたまた接着剤でガッチガチ。
明かりを点ける=トメのイビリが再生される環境でどんな一晩だったのか当時は学生で下宿してたからよく知らないけど、卒業して戻ったときにはそこは駐車場になってました。