私には到底理解できないし、したくも無いが、姑はなぜか葬式に執着する。
親戚の葬式を仕切りたがるし、ちょっとでも関連がありそうな葬式やお通夜にはすっ飛んで行く。「急なときのため」といって一掴みも香典袋を買い置きしてある。
先日、姑の大叔父?とかにあたる方が卆寿を過ぎて亡くなられた。
相当張り切って通夜に出かけて葬式にも「助言をしてやらないと、あの家は昔から抜け作ばっかだから」(本当にそういった)と口出す気満々で出かけていった。
が、喪主になる人は大叔父の孫に当たる人でうちの姑がどんな親戚になるのか良くわからず、軽くあしらわれてらしい(苦笑)
帰ってきてからものすごーくぐちぐちぐちぐちしつこく「あんな通夜はつまらん」「あんなのはまともな葬式を出せてないはずだ」「やはり抜け作ばかりで」
私はもうめんどくさくなったんで「いいじゃないですか、もうすぐ主役ですよ!」とうっかり勢いで言ってしまった。
だが、「主役って、喪主?」ととぼけたことを仰るので
「喪主は○○(私の夫)さんになるんじゃないですかね、○○さんの葬式は多分私が喪主でしょうしね」と駄目押ししてしまった。
よく理解できないような顔をしていたが、私はちょっとすっきりした。
でも、75歳だけどすっごく元気なんでまだまだ主役にはならず、通行人Aとかの役だろうなあ、姑は。