「なああのさ、正義と言う大義名分で2年シメね?」ということで、イジメの成敗が始まったが、終わってみれば・・・

「なああのさ、正義と言う大義名分で2年シメね?」ということで、イジメの成敗が始まったが、終わってみれば・・・
俺達にとってはただのストレス発散だった話。

あれは中学3年の5月。

野球部でレギュラーだった俺は、ある日の昼休み、同じクラスの野球部のレギュラー二人と4階の教室で雑談していた。

うちの野球部は県大会常連の方で、当時は自分らは強いと自信を持っていた。

が、実はその日の前日に、格下相手に練習試合だが大差で負けた。

エースがボコボコ打たれミス連発。

おかげでチームは監督に激しく怒鳴られ、ストレスが溜まりに溜まっていた。

三人ともイライラが口からぼろぼろと出てた時、一人がこんな事を言ってきた。

「なああのさ、正義と言う大義名分で2年シメね?」

ストレスが猛烈に溜まっていたし、その理由ならなんとかなるかもなと考えた俺達はすぐに行動に移した。

当時3年はみんな仲がよく治安もよかった。

だが1、2年はイジメが問題になっていた。

俺達は屋上を結ぶ階段に行くと、案の定わかりやすいイジメに遭遇した。

「てめぇらなにやってんだ!!」

「そんな事やって楽しいのか!!」

「てめぇらのせいで学校の名が汚れるんだよ消えろ!!」

暴力やると部活停止にひっかかると考えたので、胸倉つかんで好き勝手さけんで脅してた。

ス、スイマセンデシタ……って半泣きで去ってく2年を見て、俺達はこの上ない快感を得ていた。ヤベェ楽しい……

味を占めた俺達は、まず部内の3年にこの事を言って、部内の2年の陰湿なイジメを片っ端からやろうと話した。

気が強かったり、ノリのいい奴が多かったので、みんなノリノリでイジメ潰しを始めた。

ちらほらと見え隠れする部内のイジメを、みんな見かけては怒鳴りと半ば脅迫で潰していった。

媚び売ってた後輩も容赦なくやったので、1週間ほどでほぼ見なくなった。

みな最高に気持ちよさそうだった。

へんな所で快感を得た俺達は、まんま野球のプレーに出た。

相手の弱点をなめ回すように探すようになり、えらい勝利主義チームになった。

3年は仲がよかったので、この快感をバスケ部やサッカー部の奴らに話してた。

するとそれぞれの部でも成敗が始まり、それぞれでイジメを粉砕していった。

ただサッカー部は手が出まくってたがw

調子に乗った俺達というか3年の運動部は、そのうち1、2年のイジメにも介入して大暴れするようになり、ついに学校全体でイジメを見なくなった。

いま思えば、あれは確かにイジメをシメてた訳だが、俺達は正義半分発散半分だったわ。

下級生はさぞご迷惑だった事か。

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