昔聞いた話。
最近は車道の端に自転車専用の道路があるが、そんなものもできる前の話。
いつも通っていた車道を、たまーに堂々と走っていることがあったマウンテンバイク。
いくら普通の自転車よりはそこそこ速いとはいえ、退きもしないから、道路はやや渋滞気味になってしまった。
そこに一車線にも関わらず、轢いてしまったら車のせいになるのに、堂々と車道を走っている自転車を抜こうとする車がやってきた。
車の助手席側の窓が開いて、車の男が「邪魔やアホ!どけや!」と叫び、自転車の男も負けじと「危ないやないかい!」と言ったそばから、車は抜き去って自転車の目の前に入り込んだため、自転車のおっさん転倒。
後続の車が急停車したため、事なきを得たが、自転車のおっさんの「ナンバー覚えたからな!」というセリフを言ってから、車は立ち去っていったのだが、その後どうなったかは知らない。
ただ、マウンテンバイクの男もその事件後現れなくなったから、そこを通っていた自動車たちはスーッとしたそうな・・・