私のところの息子は小学校4年生にして、大の虫好きで、超が付くほど大嫌いな私は大変困っていた。
息子は虫を捕るのも上手で、すばしっこい虫とかもいとも簡単に捕まえてきていた。
そんな小4の夏。
自由研究として、小さな木の下で見つけたという地蜘蛛を1ヶ月間観察するために飼うことにしたと言って、土と木の枝を入れて生活させた。
餌は調べたらそんなにいらないとのことだったようで、数日に1回ダンゴムシを入れての生活。
私は見るのも嫌だったけど、地蜘蛛だったら辛うじて見れる程度だったので、息子に恐る恐る名前を聞くと、コジロウだというw
どっからコジロウが出てきたのかはわからないが、1週間後に見ると、今度はハチが中に入っているではないか!
これには虫取り網から入れるにしても相当大変だったようだったが、「どうしてハチまで飼うの?」と聞くと・・・
「捕まえられそうだったから捕まえたけど、滅多に捕まえられないような黄色ハチだったようで、気に入ったらしいのだが、どうやら買い方がわからずに、地蜘蛛と同じところに入れたのだった。
ただ地蜘蛛の住む虫かごは半分以上が土であるため、とてもじゃないけど生活なんかできんと判断した私は、勝手にそのハチをムサシと名付けた。
オチがわかる人は50代以上でしょうw
やっぱり僅か数日でハチのムサシは死んだのさw
そして、そのまま地蜘蛛の餌と化したのでした。
息子は結局地蜘蛛を無事に1ヶ月間飼い続けることを達成し、無理に狭いところに暮らさせるのもと私が話したこともあって土に返してあげた。
息子に虫も一生懸命生きているんだと教えられたような1ヶ月でした。
そして、私のネタで笑わなかった方には申し訳ない。