自分の会社は支社も数社抱えるほどの大きい会社なのだが、そんなそこそこ大きい会社であっても、クソみたいな上司もいる。
私は入社して3年。
入ったときからクソ上司であった。
そのクソ上司は数人の部下に指示を出しては、さらに上の上司から違うと指摘されると
「私はその通り指示を出しているんですけどねぇ。勝手にどっかで頭の中書き換えちゃったんですかね?ほんとバカな部下で申し訳ありません。」
と失敗したときは殆どこれと同じような言い訳ばっかりするのである。
どの部下にもやっていて、誰かを集中していじめることがない分百歩譲ってマシなくらいか・・・
3年目の忘年会。
さすがに大きい会社ではあるので、部署ごとでの忘年会になるのだが、そこでクソ上司がベロベロに酔っ払う。
まあこれも毎年というか、飲み会になると弱いくせにガブガブと呑むからではあるのだが。
酔うと女好きが始まるクソ上司。
それも40代ながら明らかに20代くらいの若い子を好むのだ。
その日も隣のテーブルにいた女性2人組に話を掛けていたのだが、2人とも明らかに嫌がっていたため、最終的に部下である私たちが謝って終わった(これも嫌がられていれば毎度のことである)。
後日、年明けして早々、クソ上司は年度末を待たずして、遠い支社に飛ばされたのだ。
一体何があってこういうことになったのかは、部下は気付いていた。
年末の忘年会は社長が全てのところに少し顔を出して回るため、どの部署も同じ最寄り駅の居酒屋で飲むことになっている。
うちの部署の忘年会にも社長が現れたのだが、隣に座っていた2人組の女性一人が、なんと社長の娘だったのである。
この件を長いトイレに行っていたクソ上司は把握していなかったため、部下どもで社長に「クソ上司が娘さんをあわよくばお持ち帰りしようとしていました」
と密告。
島流しの刑に至ったわけだ。
結局突然の島流しを拒否したためクビになった。
それを知った部下たちは歓喜しましたとさ。