爆睡型の姉をも起こすほど騒ぐ子連れの若い奴らに、立ち上がった姉のとった行動。

爆睡型の姉をも起こすほど騒ぐ子連れの若い奴らに、立ち上がった姉のとった行動。

当時、大学生の姉とアパート借りて一緒に住んでた。

治安は良かった筈なんだけど、ある日の夜中、アパートの前の道路で大騒ぎする集団がベランダからのぞくと、二十代と思しき男女が7人くらいと三歳前後の子供が5人程、道路の真ん中で運動会を繰り広げてた。

大人の馬鹿でかい声と、子供の超音波なキャーキャー声が、真夜中だもんでかなり響く。

あまりの五月蝿さに、眠りの浅い私はともかく、爆睡型の姉も目が覚めた。

睡眠を邪魔されるのが死ぬほど嫌いな姉が、「馬鹿共に注意してくる」と一言。

私は、大人数で気が大きくなってる相手に危険だ!と止めたものの、姉はもくもくと準備を始めた。

バイト用の黒髪ウイッグをかぶり、わざとボサボサ気味に、目の下にシャドウで隈を作り眼鏡装着、毛玉のついたトレーナーにヨレヨレジャージを履いて出陣。

私は念のため隠れて110番の準備。

アパートを出た姉は、1番近くに居た男におどおどした演技をしつつ声を掛けた。

姉「あ、あのすみません。」

男1「あ?」

姉「すみません、少し声が大きいので静かにしてもらえませんか?」

男1「はぁ?」

男2「どうしたー?」

男1「なんか、静かにしろとか言われた」

女1「はぁ?ウザッ」

姉「う、うちの子、ずっと具合悪くて、さっきまでずっと吐いてて…ようやく、寝たって…私もずっと寝てなくて…やっと寝たのに、私も休めると思ったのに…」ひたすら、俯き気味でブツブツ言う姉

女1「なに、なんかキモい」

男1「てか、なんかヤバくない?」

姉「なんで、皆の子供は元気なの…?なんで、うちの子だけ…。あ、あの、そこに居るのはどなたの子供さん?凄く、健康そう…、ねぇ、私健康な子供欲しかったの。よかったら、うちの子にしたいな…。いいなぁ、いいなぁ、健康な子…」

女2「ねぇ、ヤバイって。ちょ、帰ろう」

男3「おい、帰るぞ!」

女1「キモいキモいキモい!うちの子にさわんな、見るな!キモいんだよ!」

男1「帰るぞ、ホラっ」

細かいセリフとかちゃんと憶えてないし、もっと色々言ってたけど、こんな感じで騒音集団は撤退していった。

姉は部屋に帰ってくるなり、また爆睡し始めた。

うまくいったから良かったものの、逆ギレされたらと想像して私は朝まで寝られなかった

こんな記事も読まれています


おすすめの最新記事(外部サイト)






シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする