かなり昔、中一の頃、大掃除で昇降口の担当になってしまったときのこと。
全校生徒が全校を大掃除する中でのことだから、人の出入りは激しいし、
掃いても掃いても砂だらけで、さらに風のビュービュー吹いてる日だったので、
私のクラスの5、6人(サボる男子含む)だけでは、不毛にもほどがある作業だった。
せめて、出入りの際に大きなガラス戸を開けっ放しにしないでちゃんと閉めてくださいね
と声をかけていたんだけど、いかんせん1年生で、上級生にはDQNも多かったので、
私たちも声をかけられずやりすごすことが多く、言っても聞いてくれない人もたくさんいた
で、それでもなんとか必死にできる限りの掃除をして、一段落かな、と思ったとき、
2年の男子が大騒ぎしながら集団でやってきて、嫌な予感を胸に見守る中、予想通り
ガラス戸を不必要に全開にし、開けてもなんだか駄弁りまくってて中々出て行かず、
その間にも砂や埃が風でまたどんどん入り込んで、泣きたくなるような状況になった。
そしてやっと出てったと思ったら、案の定、開けっぱなし…
疲労感に打ちひしがれながら私が閉めようと動きかけたとき、普段あまり目立たない
Mちゃんという子が、「開けたら閉めてください」とその群れに声を掛けた。
最後尾の奴がチラっと振り返ったくらいで、そのまま無視して2年退場。
Mちゃん勇気あるなあと思いながら、私たちはまた必死こいて掃除した。
ところに、出てった2年がまた帰ってきた。
(彼らは掃除のために出てったんじゃなく、どっかにサボりに行ってたみたい)
正直、もうどうにでもなれって気で見てたら、またMちゃんが「開けたら閉めてくださいね」
…数人こっちを見たくらいで、すぐにさっきと全く同じ光景が展開された。
靴を叩いてわざわざ砂撒く奴までいて、私たちは完全にやってられっかムード。
で、最後に入った奴もやっぱり、全開の扉を振り返りもせず下駄箱へ…
したらその瞬間、私の真横のMちゃんが 「開 け た ら 閉 め て く だ さ い!!!!」
と腹の底からみたいな物凄い怒号を上げた。
一人の茶髪が(当時の田舎の中ニで茶髪なんて、それだけで目も合わせられなかった)
スッタラスッタラ上履き引きずってガラス戸まで戻って、ゆ~~~っくり閉めて、
またスッタラスッタラ、今度はこっちに歩いてきた。情けないことに私は心の中で
「私関係ない!! 関係ないですよ!!」と必死に他人のふりをしてた…(真横で…)。
そいつはニヤニヤしつつ目は笑ってない、本物のチンピラのよーな態度でMちゃんに
「勇気あるね~。一年だよね~? 名前何?」
うわああああああああって横の私が卒倒しそうになってるのに、Mちゃんは
「名札あるのに読めないんですか?」…耳を疑うようなことを毅然と言ってのけた。
茶髪が「◎◎…●?」と名前の方を読み間違えた(音読みした)ら、わざわざ
「■です」と訂正までした。
「■ちゃんね~~ふ~ん……■ちゃんだって~~」と、見てたほかの連中に言いながら、
意外にもそいつはそのまま引き下がって、私はめちゃくちゃ安心して涙出そうでした
って言ったらちょっとうつむいて、「●ちゃんと間違えられたら悪いと思って…」。
同じクラスの子(違う字でMちゃんの漢字を音読みした名前)のことまで気遣ってた…。
最後に、それまで後ろにいた男子が「あ~あ、知らね~ぞ~」とか言ってきたのを、
ブタを見るような目で一瞥して沈黙させてたのが最も印象的でした。
バカ長ですみません
「結局パンツまで脱がされて」あたりまで読んでもらえたら十分です…
>結局パンツは脱がされて
から読んだ。
「結局パンツまで脱がされて」以降まで書いて下さい。
お願いします。
本当にお願いします。