胸がスーッとする武勇伝を聞かせて下さい!(106)
理性的で頼もしい母△
それに比べてA一家ときたら揃いも揃って…w
便乗して30年くらい前の母ちゃんの武勇伝。
当時うちの母は独身で、会社勤めをしていた。
その会社で社員旅行があり、
ある温泉街の旅館で一泊したそうだ。
その夜は宴会があったのだが、母は宴会を欠席して部屋に居た。
なぜなら母の同僚の女性が体調不良(虫歯)で寝込んでしまったのだ。
歯が痛むのは辛かろう、一人で居るのは切なかろうと
母は同僚に付き添っていた。
そして事件は起こった。
実はその旅館にはもう一組団体客が宿泊していた。
それは…修学旅行の小学生。
その小学生のうち一部分のクソガキどもが、
母たちの部屋にピンポンダッシュならぬノックダッシュを仕掛けたのだ。
扉をノック→母が扉開ける→逃げる複数の足音と男子の笑い声。
これが2回繰り返された時、母はキレた。
室内、扉の前で待機する母。
愚かにも3回目のノックダッシュを仕掛けるクソガキ。
扉をノックされた瞬間、扉を開ける母!
一瞬の驚きの後、逃げるクソガキども!!
「その中のトロくさいのを一人」捕まえた母は、
トロくさいクソガキを引きずって教師の部屋へと案内させた。
バーン!!
思いっきり教師の部屋の扉を開ける母。
そこでは宴会が繰り広げられていたそうな。
母はクソガキをビターン!と突き出すと、
てめぇらの所のクソガキうるせぇんだよ!
友達が具合悪いのに寝れないだろうが!
大体てめぇらはガキも見ないで酒盛りかっっっ!
ふざけんじゃねぇぞぉぉぉ!!
と怒鳴りつけると、転がってるガキと呆然とする教師陣を捨て置き
再びバーン!と扉を閉めて自室へと戻った。
その後母達の部屋をノックするクソガキは勿論居なかった。
「その後の廊下は見事なまでに静まりかえっていた。
シーンとして『水を打ったような静けさ』とは正にあの事だ」
母は懐かしげにそう言うと、話を締めくくった。
うちの母は明るく聡く逞しい人で、家族から尊敬と愛情を受けている。
それでも母に捕まったクソガキと乗り込まれた教師陣の恐怖を思うと、
改めて母に逆らうのは止めようと家族が心に誓った逸話であった。
言い回しが古臭いな~
けど、お母さんgj !
コメント
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ノックは無用