十年ほど前、久しぶりに里帰りして地元のお祭りに行った時のことです。
人ごみで火のついたタバコを持って歩いていた男がいたので
「それ、あぶないから辞めてくれません?」と注意しました。
男は物凄く嫌な顔をして、タバコを地面に叩き付けて立ち去りました。
一時間ぐらい後、私は電柱にもたれかかって
後方のコンビニに買い物に行った連れを待ちながら
ちょっと離れたところの舞台をぼんやり見ていました。
(そうだ、あれも買ってきて欲しかった)と思い、
電柱から体を離して後ろ向きに歩き出したとき、
ぶんっという風の音と「キャー!」という女の人の悲鳴、
続いて電柱全体がガーンともキーンともつかない衝撃音を立てました。
続きます。
何がなんだかわからないうちに、男は駆けつけた警官に引きずられていきました。
周りの人の話だと
「血相を変えた男が鉄の棒で私をよこざまに殴ろうとしたのだけど
あなたが後ろに動いたので、横の電柱を力任せに叩いてしまい、
胸を押さえながらうずくまってしまった」というのです。
考え事をしていた私は、ほぼ正面から棒を持って
私を殴ろうと近づいてくる男にまったく気づきませんでした。
買い物を思い出して後ろに動かなければ、
男の棒は私にひどい怪我を負わせていたに違いありません。
棒は硬い電柱を叩き、衝撃で男の鎖骨だか肋骨だかにひびを入れました。
その男がさっきのタバコの男であり、さらに
中学時代に私をいじめていた男子であると知ったのは
戻ってきた警察の人に呼ばれ、事情を聞かれたときでした。
ばい菌と蔑んでいた女が偉そうに自分に注意し、恥をかかせたというので
怒り狂って殴ってやろうと、得物持ってうろついていたそうです。
私は地元を離れて数年経っていたので、タバコの男が
かつての同級生だとはまったくわかりませんでした。
ついでに、噂によるとその男は以前暴力事件を起こし、
執行猶予中だったそうです。
翌日地元を離れなければならなかったので特に被害届は出しませんでしたが
その後「服役している」という噂を聞きました
(私に対する傷害未遂でかどうかはわかりません)。
つい最近その男が「死んだ」という話を聞いたので
じゃいっか、とここに書かせていただく次第です。
長文失礼致しました
>>327
怪我が無くて本当によかった!
怪我が無くて良かったねえ。場所はやっぱり神社とか?神様が守ってくれたんでしょう。
DQNの魂百までって感じで、そいつの行動はスゲーなしかしw。
最初は我慢して立ち去ったものの、やっぱムカついてきて、ついには棒でいきなり女性に
殴りかかるなんて、いやー、想像もつかんわな。
世の中には本当に死んでいい人間、死ぬべきな人間はいると思う。
丹波哲郎は「人生は修行の場」で、早く死ぬほど幸運だ、なんて言ってはいたけど、
そいつの周りの、迷惑がかかる人にとっては、そうなるべきなんだろうね。
コメント
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女のケツ…?