初老の貧相な感じの男「あぁ・・・お兄さん、野球のチケットあるけど・・・」

301: おさかなくわえた名無しさん 04/03/27 17:34 ID:s2lA1HJD
私は母と二人暮らしです。
ある休日の夕方、母が夕食の支度中、
玄関に来客がありました。
母はキッチンを出て対応に行き、
私はリビングでテレビを見ていました。
何となく話し声が聞こえてくるのですが、
なかなか母親はキッチンに戻ってくる様子が
なく、「お隣のおばあちゃんと長話でもしてんのかな」と
放っておいたのです。
しかし、キッチンでは鍋が吹きこぼれようとしており、
私はガスレンジのスイッチを消しにキッチンへ向かいました。
玄関からの話し声を良く聞くとおばあちゃんではなく、
男の人と話しているようでした。
誰かと思い、玄関へ向かってみると、
初老の貧相な感じの男が何かを薦めている感じで、
母と話していました。


302: おさかなくわえた名無しさん 04/03/27 17:35 ID:s2lA1HJD
続き)
母親に「誰?」と囁くと「いいから」と返してきました。
もう私の中では、男は新聞の拡張員だということは分かってました。
「鍋、吹きこぼれてたよ」と声をかけると合図のように、
「あ、じゃぁ今度は息子が話を聞きますから」と
キッチンに去って行きました。
私は少しウンザリし、拡張員の前に立ちはだかりました。
「あぁ・・・お兄さん、野球のチケットあるけど・・・」
「いらない! 帰った方がいいっすよ」
初老の拡張員は、おばさん相手からいきなり
背の高い(178センチ)若い男に変わったので、あせり初めていました。
しかもその時、私は風邪で喉をやられており、
出す声も怖かったのだろうと思いました。
さすがに相手は老人なので、乱暴な口調は避けてみました。
「・・・・サッカーとかは・・・?」
「帰った方がいいっすよ!」(少し睨んでみました)
「あ、そう・・・ごめんなさいね、帰ります」
あっさりと拡張員は引き下がりました。
さっきの母の切り替わりは少しズルイとも思いましたが、
これもたまにしかしない親孝行だと思いました。

大した話じゃなくてすみません。(終)

309: おさかなくわえた名無しさん 04/03/27 18:10 ID:iGHCEuaw
>>302
新聞拡張員に対して玄関を開けた時点で
おまえらの負けだろ?

311: おさかなくわえた名無しさん 04/03/27 18:23 ID:mZ413NeY
こちらから新聞配達をお願いしても、遠すぎて配達を断られる
我が家はGJですか?

315: おさかなくわえた名無しさん 04/03/27 18:56 ID:O/8ac8PL
>>311
ぐっじょぶ!

320: おさかなくわえた名無しさん 04/03/27 19:53 ID:PomTmVty
>>311
うちのところは近所の商店に毎朝新聞が数十部山積みになってて、
近所の人は毎朝それを取りに行く、というシステムだったヨ。
一人暮らしで街に出て、新聞拡張員がやってきたとき、ある意味感動した。

326: おさかなくわえた名無しさん 04/03/27 21:49 ID:ABPmOUo1
>>320がとっていたのは毎朝新聞

317: おさかなくわえた名無しさん 04/03/27 19:26 ID:qVgeEkQX
文面からだと配達員のおっちゃんが、
初老の気の弱そうな人に見えてしまう点が敗因だな。

もしかするとその気の弱さから今月全然契約取れてないんじゃないかとか、

その所為で自分自身の契約が切られかけてるんじゃないかとか、

今年小学校に上がる長女を筆頭に子供3人を、癌で死別した妻に代わって
男手ひとつで育ててるんじゃないかとか、

心労が多くて胃が痛いので医者に言ってみたら「念の為入院して検査を」
と言われてしまったばかりなんじゃないかとか、

そういう事を読者に想像させちゃ駄目だ。

おすすめサイトの最新記事(外部サイト)

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする