胸がスーッとする武勇伝を聞かせて下さい!碌
二子玉川で乗り換えるので、始発となり座って行けるのだが、ある雨の日、発射直前に駆け込み乗車してきた50過ぎと
思われるおっさんが前に立った。
走り出した電車の中で、打合せ用の資料を読んでいたら、資料に水滴が垂れてきた。
「ん?」と思って上を見ると、おっさんが濡れた折りたたみ傘を、袋にも入れず手に持って網棚の縁に掴まっており、その
傘から水滴が垂れていたんで、俺が「すいません、水滴垂れてるんで、傘下ろしてもらえますか?」と言うと、おっさん
「座ってるんだから我慢しろ、雨なんだからしょうがないだろ!」とのたまった。
しかし、そのおっさんは、もう片方の手で文庫本を持って読んでおり、本を読まなければ傘を持てる。なので、「本なんか
持ってないで、傘持ってろよ!」と言ってやったら、俺に向けて、勢いよく水滴を振り払うように、「これでいいんだろ!」と
言いながら傘を下ろした。
顔に水滴がかかったんでにらみつけて文句言おうとしたが、馬鹿に絡むのも嫌だったんで、無視することにした。
ところがこのおっさん、たいして揺れてもいないのに、揺れたふりして人の足に当たってくるは、あげくの果てには手首に
下げた折りたたみ傘を、手をつく拍子に俺の頭に当ててくる。
さすがに切れてしまった俺は、立ち上がって、そのおっさんと入れ替わり、おっさんを座らせると、電車の揺れにあわせて
ゼロハリのアタッシュをおっさんの顔面にたたきこんでやった。それも角を。
あぜんとしているおっさんに向かって、「いやー本当に揺れますねぇー」と言いながら、にこやかに力強くゼロハリを顔面
にお見舞いしてあげた。
怯えたおっさんは次の駅で降りていった。
網棚に鞄を残して・・・。
グッジョブ
もともと席に座りたかったんでイヤガラセしてたんでないの?
GJ! よくやった、感動した!
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ゼロハリは凶器