「あんなブサイクに！もう感心するほどブサイク！屈辱なほどブサイク！ 」

友人は酔うとちょっとトリッキーなノリになる
夜ほろ酔いで二人で街を歩いてるとすれ違いざまに大学生くらいの兄ちゃんら二人がじーっと見てきて

今の彼女どうですか○○先輩！いきますか！
いや～ブスはちょっと無理だわｗさすがに今の方はちょっとお断りっていうかｗｗあの顔はきっついわｗｗ

というようなことを言い捨てていった
（でかいナリしてしょうもないこと言いやがるな）とか思ってたら友人がカッカッカッと先輩某の方へ歩み寄り
こちらへ戻って来て「ちょっと！あいつイケメンかと思ったらブサイクだよ！」って捲し立て始めた

後ろ姿でイケメンかと思って顔見てやろうと思ったらブサイクだったわ！ブサイクにブスって言われたわ！
あんなブサイクに！もう感心するほどブサイク！屈辱なほどブサイク！
ブサイクにブスって言われたらあたし死ななきゃ！（？）
もうほんっとブサイクだと思うんだけどあんた見てきてよ！きっとブサイクだから！見てきてよ！びっくりするよ！

あまりにもブサイクブサイク連呼するしこっちも酔ってるし本当に近寄って見に行ってみた
不細工って言うほどでもない田舎の野球部補欠みたいなジャガイモ顔だったけど
そんなのがイケメンみたいなキメキメの髪型してたからおもしろくなってアーヒッヒッヒィげへっげへぇって引き攣れるほど笑った
ブサイクの人がその時どんな顔してたかは見れなかったけど取り合えず無言だった

喪女だから過去男から容姿を理不尽にdisられた思い出も数々あるし
そういうことやる奴に限って何故か微妙な見た目の奴ばっかりだったから
今までのそれら全部を笑ってやったような心地になってスーッとした
向こうは変なテンションのキモい女に絡まれたから引いてただけかもだけどｗ
関係ない上にオタクで申し訳ないけど友人のテンションハイな時の声が銀球のさっちゃんにそっくりだって昨日気付いた