以前、社宅に住んでいた頃の話。
そこはエレベーターの無い5階建てで、階段の両側に2軒ずつ玄関ドアが向かい合わせになっているタイプ。
うちはそこの一番上の5階で、お向かいの奥さん(Aさんとする)がウザさと陰湿さを煮しめたような女だった。
こう言っちゃ失礼だけど森三中大島さんから、いい人の成分を抜き取った感じの容姿。
せめて性格が良ければいいんだけど、性格もアレなもんで
社宅内の情報通の奥さんによると、家柄はいいけど貰い手がなくて婚期を逃し
A夫さんとはお見合いだったらしいんだけど、斡旋したのがA夫さんの上司の奥さんで断れなかったらしいんだな。
ちなみにA夫さん35歳、Aさん37歳。(結婚当時)
その噂を聞いたとき、A夫さんと同じ年の夫が言った一言・・・「良かったー俺、結婚してて」。
で、それぐらいAさんがいけすかない女だったかと言うと、
スーパーに買い物に行ったら、Aさんとバッタリ会った。
私はその前に別件で遠方に行ってたので車だったんだけど、彼女は徒歩。
ちょうど店を出掛けたところで、急な夕立だったものだから
つい親切心を起こしてしまって「車なので乗って行きますか?」と声をかけてしまった。
まぁその時はまだ、そういう人だとは知らなかったわけだけど。
そしたらAさん、運転席の真後ろに乗り込んだ。
まぁ、それは別にいいんだけど、
その真後ろから「ちょっと○○(有名な和菓子屋さん)に寄ってもらえる?」と言われた。
一瞬何言ってるのか分からなかった。
「え?○○?」と聞き返したら「ええ、そこ寄って」だって。
乗せてもらってる立場で命令ですかそうですか。
その時はまぁ急いでるわけでもなかったから、まぁいいやと思って寄ったんだけど
車に戻ってきたら「いいわ、出して」と来たもんだ。
何様のつもりだ、こいつ。
「一緒に持っていって」と書いた付箋紙を貼って、うちの玄関前に置いてあった。
いくらなんでも、ここまでやってあげる筋合いはないと思い、
Aさんの玄関側にゴミ袋を移動させて自分のだけ持って降りようとしたら
「ちょっと!!」って玄関から飛び出してきた。
どうやら玄関スコープで見ていたらしい。
「悪いけど、こういうことは自分でやってちょうだい」とだけ言ってスタスタ降りて行った。
驚いたのは次の可燃ごみの日。
うちの玄関前から4階の踊り場の一段上まで、生ゴミがボタボタ落ちている。
お向かいさんだろうなとは思ったけど、その時はまさか態ととは思わず
汚いから自分で掃除したんだけど、
それから可燃ゴミの日にはいつも同じ。
これはおかしいと思っていたら、割と仲のいい向かいの棟の奥さんが
少しずつ捨てながら降りていくのを見たと聞いて、ああ、あの時の仕返しなんだなと思った。
それで思い切ってAさんに直接気を付けてほしいと言いに行ったら
「たかが社宅の汚れなんて気にならないから、気になる人が掃除すれば?」と来たもんだ。
それで総務課の方から注意してもらおうと訴えたんだけど、
掲示板に「社宅内をきれいにしよう」的なチラシを貼っただけのヘタレ状態。
玄関ドアの鍵穴にガムを詰められたり、
明らかに彼女の仕業と分かってるのに、決定的な証拠がない。
夫もA夫さんに直接話してくれたりしたんだけど、
その頃にはもう、A夫さんも社宅に帰らなくなってたんだよね。
結婚当初からうまく行ってなかったみたいで。
(そりゃあの奥さんだったらしょうがないかな)
社宅の他の奥さんたちも、中には別の被害を受けてる人もいたみたいで
とにかくみんな関わりたくないって感じになっていった。
私たちも、これはもう社宅を出るしかないなと思って(他に空き部屋もなかったし)
本当はもう少し頭金が貯まってからマンションを購入する予定だったんだけど
事情を聞いて義親が頭金を援助してくれることになったので
さっさと出ていくことにした。
でもこのままやられっぱなしで出ていくのだけは嫌だった。
で、退去する日。
しおらしい態度でAさんちを訪ね、退去のご挨拶の口上とともに挨拶の品を渡した。
「つまらないものですけど、よかったら召し上がってください」とケーキの箱の大きさの挨拶品。
蓋を開けると沢山のバネがびよ~んと飛び出すシステムを弟に作ってもらった。
バネと一緒に、弟んちで飼ってる犬のフンを混ぜたものを詰め込んであげた。
臭いでバレないかちょっと心配だったけど、そこはうまくクリアできたみたいで
挨拶が終わって数分後、悲鳴が聞こえた。
悲鳴が聞こえたので満足して退去してきましたw
終わりって分かり難いわw
しかし、ウンコGJ!