漏れはいつも通勤でJ某私鉄を使っている。
2ちゃんでもよく出てくる埼玉~池袋を繋ぐ私鉄だ。
毎朝降りる駅で、決まった香具師が乗り込んでくるんだ。
その駅は漏れが降りる駅なんだが、この乗り込んでくる香具師、
「降りる人が先」という駅のアナウンスでも言われているルールを
一向に守らない。いつもいつも降りてくる人間を突き飛ばしながら
車内に乗り込んでくる。
分別のつかないガキならまだ苦笑するくらいだが、ソイツは制服を
着ている。漏れも知っている、沿線の高校生だ。DQNだらけのね。
ソイツの行動にいつもイライラさせられていたので、過去にも数回
注意をしていたんだ。勿論口頭で。
しかしそこは流石DQN高校生。言う事を聞く筈も無く、寧ろ睨み付けてくる。
しかも複数回注意しているから、その内乗り込んで来る度に睨んで来るんだ。
時にはDQN仲間と連れ立ったりしてな。
つづく
つづき
ある朝、いつものように降車駅に到着。
ドアが開くのを待っている時に、見慣れた香具師の姿を発見!??(゜∀゜)
ソイツは漏れが降りる時、やはり降りる人を突き飛ばしながら、漏れに言ったんだ。
「ゴルァ、テメェ何いつも見てやがんだ?テメェの顔は覚えてるんだからな。
チョーシ乗ってると殺すぞ、コラ」とのたまってきた。
その日は漏れも何も言い返さず、黙って出社したんだよ。翌日までのお楽しみにしてね。
で、翌朝、やはり香具師はいた。そしてドアが開く。いつものように香具師が人を突き飛ばしながら
乗り込んでくる。その時・・・
やってやりましたよ、前蹴り一閃。漏れの蹴りが吸い込まれるようにDQNの鳩尾に刺さりました。
降りる人の流れに押され、威力の増した蹴りは香具師をKOするに足るものだったらしく、
香具師はドアの前で蹲っていた。他の乗客もそのDQNを快く思っていなかったようで、
降りるドサクサに蹴りを入れている人を数人見かけた。
漏れの行動もよろしくはないが、個人的にすっげーすっきりした。
ざまぁみやがれ。
つまらんか?
スマソ。
しかし苦痛にのた打ち回っているDQNを見るのは
この上ない快感だ。
言葉が通じない動物を叱る方法として、痛くする以外のどんな方法があるというんだ!
グッジョブン!
あるよ。
事件の翌日、仲間7人位連れてきてた。
漏れは引きずり降ろされて、ボコボコにされた。
その日から3日間、会社行けなかったよ。
顔腫れちゃってさ。
しかも仕事は営業職だから、腫れが引いて出社しても
お客様の所へ営業に行けなくってさ。
暫く営業事務職やってた。そして事務職にハマってしまい、
今も事務職を続けてる。
まだ更に後日談の後日談があるんだ。
勿論、やられっ放しでいる漏れではない。
「受けた恩は倍返し、受けた恨みは万倍返し」
それが漏れの流儀だからだ。
漏れはこれでも一応、格闘技をやっている。
試合にも出るし、練習もキチンとこなしている。
それでもその時は多勢に無勢でやられちまったんだな。
まぁ、漏れがその程度だって事なんだが。
しかし、漏れがボコられたのは事実だし、漏れの怒りは収まらない。
向こうが多勢でくるなら此方もと、ジムの若い子で血の気の多いのを
2人連れて、いつもの電車に乗り込んださ。
ジムの後輩は若いだけあって、これからやろうとしている事に
ワクワクしている様子だった。
やがて電車は駅に着き、ドアが開く。香具師は其処にいた。
明らかに漏れに気付いており、(・∀・)ニヤニヤしていやがる。
漏れをボコったからか、偉そうに乗り込んでくるDQN。
その瞬間、後輩2人に両脇から抱え上げられ、捕獲された
宇宙人状態になりながらDQNはホームに戻された。
つづく
タモリ倶楽部見ながらだから、ちょと待ってて。
俺のハートをがっちり捕らえてはなさない!!
そこが好きだ。
さて、つづき。
後輩2人は漏れより身長が10cm以上高い。
身体もゴツいし、そこらの高校生がどうこうできるような
体格じゃないんだ。
その2人からステレオでDQNは凄まれていたよ。
曰く、「オマエ、ウチのジムの先輩に何してくれたんだ?」
曰く、「7人位でボコったんだってなぁ・・・オマエ、先輩に殺されるよ?」
そんな感じで。
取り敢えず、ソイツだけやっつけても埒があかないでしょう、って事で、
DQNの携帯で漏れをボコった仲間連中を全員呼び出させた。
「この間ボコったヤツがまた調子乗ってるから、またヤっちゃおう」って言わせてね。
ごめん、タモリ倶楽部がツボだ。
もう一寸待っててね。
今日だけは勘弁してくれ。
で、漏れはその間に会社に連絡して、会社を欠勤。
そんな楽しいイベントに参加しない手は無いからね。
漏れと後輩はDQNを連れて、DQNの高校がある駅へ向かったんだ。
そしてもう一度仲間に電話させて、場所を指定。そこで暫く待っていると、
仲間がゾロゾロと集まってきた。
ジムの後輩は待ってましたとばかりに戦闘モード。仲間DQNは先日ボコった
相手とは違う異形の者の存在に面食らっている様子だったが、すぐにDQNらしく
「あぁ、んだテメェごるぁ!!」と吼え始めた。中にはナイフを持っているヤツもいた。
それを見た瞬間、後輩2人は飛び掛っていったよ。アヒャアヒャしながらね。
そこからはもう、一方的。後輩2人は人数などものともせずに、殴るわ、蹴るわ、
極めるわ、折るわ。見ているこっちが気の毒に思ったほどさ。
漏れも参加したかったんだが、後輩がやらせてくれなかった。
「先輩は社会人なんだし家庭もあるんだから、こういうことは自分たちに任せてくれ」って。
ものの10分もしないうちに苦痛と後悔で泣き叫ぶDQNの山が出来上がっていた。
そして後輩たちは一言、「登校する時間を変えろ」とだけ言って、漏れと一緒に
旨いラーメン屋に行った。とりあえず、漏れは奢っておいた。
スマソ、待たせたわりに( ・_ゝ・)ツマンネ内容だったな。
漏れだけすっきりした感がある。
もうこねぇから許してくれ。