引用元: ・◇修羅場◇part74
A男→自分です。24歳会社員
B子→職場の同僚。25歳。うえとあや似
C夫→B子旦那様。31歳
D美→自分の嫁。28歳。コロボックル
年齢は当時のものです。
数年前、いつものように出勤したら何やら不穏な空気。
自分が顔出した瞬間みんなが黙る。ちらちら見ながらこそこそ話。
なんだ??と訳わかめな俺。訳わからんままお仕事してたら上司に呼び出しくらった。
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自分「…ハイ」
眉間にシワがこれでもかってくらい出てる。これはヤバい、かなり怒っていらっしゃる。
でも理由がさっぱりわからない。
自分「あの、どういったご用件で…?」
上司「お前、社内で不倫するとはどういうことだ?」
あるひーパパとーふたりでー
ってなぜかこの歌が頭んなか流れました。
上司「しらばっくれても無駄だ!証拠は上がってんだ!このアンポンタンがっ!!」
ちなみに補足しとくが上司と俺は結構仲いいです。
多分この時の怒りは可愛さ余って、みたいな感じだったんじゃないかしら。
俺「ちちちちがちが!絶対してないっす!できるわけないし!」
上司「相手がゲロッてんだよ!正直に言えよ、な?」
俺「ゲロなら今僕が吐きたいっすよ!なんだーもーわけわかんないー」
上司「落ち着け。いいか、相手も結婚してるんだぞ?好きになったからとかじゃゆるされないんだぞ?」
俺「上司が落ち着いてくださいよ…」
上司「お前嫁さんに悪いとは思わんのか?」
俺「俺は嫁さん大好きっすよ…悪いことなんかなんもしてませんっ!」
一瞬上司の口元が緩んだ。
上司「…本当にしてないんだな?」
俺「してませんよ…心当たりも更々ないです。てかゲロ吐いた人て誰なんですか」
上司「ん?ああ、B子だ」
びっくりしました。B子とは同僚で特段仲いい訳でもないし、
携帯番号は知ってたけど業務連絡しかしたことないし。
ぽかんとする俺に上司は取りあえず職場に戻れ、と言いました。
戻って気付いたんですがそういやB子出勤していないようでした。
冷たい視線を浴びながら数時間職務をこなし帰途へつきました。
あれ、まさかあの話がもう耳に入ってるとか?と思いながらリビングへ。ソファーで寝てました。
ただいま、と声をかけるともぞもぞとしてむくりと起き上がりました。
目がぱんぱんに腫れ上がってました…。
俺「なにごと!?」
嫁さん「…なにごとって…」
俺「あ…」
全てを察する自分。取りあえずアイスノンを嫁さんに手渡して話し合いを開始しました。
俺「えーと、俺も訳わかんないんだけど、話聞いたの?」
どうやら嫁さんの職場のパートのおばさんがB子旦那様(以下C夫)の知り合い?親戚?だったらしく上記の事を全部話してくれてその上「貴方も慰謝料ふんだくって別れたらいいのよ!」と言われたらしいです。で家帰ってずっと泣いてていつの間にか泣き疲れて寝てたらしい。
俺唖然茫然。
なんだか痴漢冤罪とかそういう人の気持ちでした。
言葉失ってる俺に嫁さんがぽつりと言いました。
嫁さん「その人が好きなの?もう離婚なの?」
ちょっとしか開いてない目にまたみるみるうちに涙が溜まっていきました。
お前悲しませるようなことは絶対してないから!」と連呼するしかありませんでした。
嫁さんはアイスノンで顔半分隠れてたけどちょっと落ち着いたらしく、
「わかった。でも正直すごく不安だから、何がどうなってるのかちゃんとしてくれるかな?」と言ってくれました。
この言葉に少し安堵すると同時に怒りが沸々とわいてきました。
プライベートな話すらロクにしていないB子と
なんでそんな事になってんだ?何でこんな俺を陥れるような事を?
溶けてふにゃふにゃになったのを冷え冷えの
アイスノンと交換し嫁さんを寝かしつけて、B子に電話してみました。
当たり前ですが出ません。
でも脳みそ沸騰していた俺はかけ続けました。
七回目のトライで通話。「はい。」と低い声。出たのはC夫でした。
C夫「はい」
俺「〇〇さんの旦那様ですか?」
C夫「はい」
携帯から伝わるピリピリした空気。誤解とは言え浮気相手ですから仕方ないんですけどね…
俺「〇〇さんは?」
C夫「今あなたからの電話に出すわけにはいかないですね。言いたい事があるなら私から伝えますが」
俺「はい、では〇〇さんにお伝えください。
何を思ってこんな事に巻き込んだのかは知りませんがとても迷惑です。
あなたとは会社で少し話すくらいしかしたことありませんよね?それが浮気と言われるんでしょうか?
この件で私だけでなく家内も酷く傷付いています。
これ以上続けるのならこちらとしても考えがあります」
正直何も考えてはいませんでした。何が出来るかとかも分かりませんでしたし。
まくし立てた俺の言葉を黙って聞いていた
C夫が口を開きました。
「調べればすぐにわかる事ですよ。ちなみに今の発言は録音してあります」
俺「はあ、そうですか。どうぞどうぞ。色々調べてくださいよ。探偵でも何でも寄越してください。と言うかその方が有り難いですね、私の身の潔白を証明出来ますし」
しばらくの沈黙の後電話越に何か話しているのが聞こえました。
しばらくした後「…わかりました。では明日話し合いの場を設けたいと思いますがいかがですか?」
俺「はい、早めの方がいいです。こんな訳のわからない事に巻き込まれてウンザリしてますから」
C夫「明日また連絡します」と言って電話は終了しました。
終わった後も頭がカッカしてました。
人に対してこれだけ喧嘩腰で言葉を放つのは産まれて初めてだったかもしれません。
本当に頭に来てました。大好きな人を自分のせいで泣かせてしまった。
自分のせいなのに自分が状況を把握していない。その現状にイライラしていました。
その日はお酒を飲みソファーでそのまま寝てしまいました。
「会社遅れちゃうよ、てかソファーで寝て…体痛くない?」
あんな事があって俺の事を信じられなくなっているはずなのに、いつものように優しく起こしてくれる嫁さんをみて絶対誤解をといてやる!と鼻息荒くなりました。
嫁さんを泣かすやつは俺の敵です。だから「ほたるの墓」も俺の敵です。
急な休みで申し訳無かったですが上司は「大好きな嫁さんちゃんとまもれよw」と快くOKしてくれました。
嫁さんには心配されましたが、誤解をとくためだから、大丈夫だよと言い午前中は嫁さんとのんびり過ごしてました。
昼過ぎくらいにC夫からこれから自宅で話し合いをとの連絡を貰いました。
嫁さんにちょっと行ってくるね、と玄関先で、
「今日ね、一緒にいてくれてありがとう。」
「昨日は信じられないみたいな事を言ってごめんなさい。今日は泣かないからね!
美味しい物作って待ってるね!」と言われました。
更に決意が固まりました。
書き忘れてたんですが、あの日の前日まで一週間くらい出張だったんですね。で出張からそのまま出勤、であの状況、そして久々に会うのに嫁さんは号泣。
もう本当会った瞬間頭突きしてやりたいくらいはムカついてました。
リビングに上げられ話し合い開始です。
C夫とは初対面なので軽く挨拶をしたあと単刀直入に切り出しました。
俺「で、私が浮気相手だと思った証拠はあるんですか?」
B子ビクッとなってました。てか挨拶もせずこっち見もしないし。なんだこいつだれ?て感じでした。
C夫「…いや写真がありまして、それを問い詰めた所B子があなただと」
俺「じゃあその写真見せてください」
C夫はちょっと出しにくそうにしつつ、俺の前に20枚くらいの写真を差し出しました。
見事なしているとちゅうの写真でした。
あらゆるやり方での。男性の顔は移ってませんでしたが、恍惚としたB子の顔は映ってました。
知り合いの羽目鳥とか見るもんじゃないですね、萎えます。
とりあえず一通りみてあることに気付いた俺はそっとC夫に写真を返し
「それ私ではないですね。なぜそれで私が浮気相手にされたのかよくわかりません」
なんという馬鹿夫婦
俺「出来ますよ?」
俺はシャツを引っ張り上げお腹をご披露しました。
自慢じゃないですが嫁さんにポニョとあだ名を付けられるだけあって
俺のお腹はたるんたるんです。メタボまっしぐらです。写真の相手は腹筋カニみたいでした。
俺「どうみても同一人物じゃないですよね?」
C夫「ああ、うん…」
憐れむ瞳。やめてください。
突然B子が「うわああああん」と泣き出しました。酷いよ、前引き締まってたときに撮ったやつでしょ?嫁に太らされたんだよね、かわいそう!
俺切れました。
「俺のお腹がこうなったのは嫁さんのせいじゃないですー!度重なる出張で不規則と暴飲暴食でこうなったんですー!嫁さんはごこくまいとかちゃんと考えてくれてますー!」
カオスになりかけた時にC夫の一言
「いや…この写真とか一週間前とかのもあるし、さすがに一週間でこんかにたるまないだろう」
冷静極まりない言葉に俺もB子も黙りました。
最悪な女だね、B子
なんと本当の相手は俺らの先輩(既婚・出世頭・イケメン)と判明しました。
俺を相手にしたのは、本命に迷惑をかけたくない、A男は優しいしどうにかなると思った、先輩の出世に響くから言えなかった、だそうです。
その時のC夫の表情は…本当絶望というか、真っ青通り越して緑っぽく見えました。
そもそも浮気がバレたのは帰りが遅くなったりやたら飲み会が増えたB子を疑ったC夫が携帯チェックをして上記の羽目鳥とラリメールを発見、と言う流れだったらしいです。
相手を知られてないと思ったB子は人の良さそうな俺に罪を…と。
本当ばっかじゃねーの、なんなんだこいつと思いました。
それ以降はテンプレのように一時の遊びだった、とかC夫にすがりつくように言い訳してましたが
「お前わかってないな。ただの浮気じゃないんだぞ、A男さんに多大な迷惑をかけたんだ。訴えられてもおかしくないしお前を擁護する気持ちも俺には更々ない」
「潔く認めたと思ってたらこれか…いやーまいったわ。最悪だわ。あ、A男さん本当すみませんでした。対して調べもせず無実の罪を…本当に申し訳ない。
会社にも凸してしまったので私から連絡させて頂きます」
だけど、ごめん 腹ワロタw
いいなぁ、こんな旦那さん。
俺「旦那様から言われたら話早いですね。是非お願いします。とりあえず先輩の件は報告しときます」
B子「なんで!あんたが大人しくしてたらこんなことにはならなかったのに!」
突然B子切れ始めました。
B子「あんたが私を好きなのはわかってたの!そんな噂だけでも私と繋がれたんだから幸せだと思いなさいよ!」
B子はモテモテさんです。なんせうえとあや似ですし。
でも正直俺のタイプじゃないんですよ。だから興味も更々ないんですよって。
てか普通旦那様いる人に興味なんかわきませんて。
俺「ああ、それはとんだ勘違いですね…なんでそう思ったかは謎ですが…不細工なやつなら全員自分の言うこと聞くだろみたいな態度やめたほうがいいですよ」
俺「みんなそれぞれ好みもありますし。」
ぶっちゃけモデル体系でビジュアル的には素敵かもしれないが、おmu**がぺったんこなんです。
俺おっきいほうがいいんです。
ま、これは訴えないといけないな。嫁のためにも。
そして、全額嫁にやれ。
お前が例え世界一の巨ニュウだとしても俺の嫁さんのti**が世界一!
あほんだら!人選間違えたなばーか!て思いました。
社内にはB子ファンいましたけどね。
自信満々のB子に言いました。
「あんたと噂になって俺なんのプラスもないんですけど。もう勘弁してください。これっぽっちも好きな気持ちなんてありません。
妄想だけで人の幸せ壊さないでくださいよ、自分とこが壊れそうだからってw」
B子が号泣してしまい解決したのか?みたいな気持ちで帰りました。
帰ったら俺の好きな物ばかり並べたテーブルに突っ伏して嫁さん寝てました。
ちょっと遅くなってしまったので、色々考えて疲れたんだと思います。
かっこよく姫だっこで寝室に連れて行こうとおもってたら
途中で起きて失敗しました。
どこまでもかっこよくない自分が情けない。
そろそろ最後の〆が気になるな
翌日緊張しながら出勤したら即上司からお呼びだし。
上司「B子の旦那から連絡きた。大変だったな」
おおおお解決の兆し!
俺は全てを上司に話しました。
上司「俺のアンテナでB子はでんじゃらす、ってなってたんだ。良かったな誤解とけてw」
俺「ちょw最初マジギレしてたじゃないっすかw」
上司「お前を愛するが故になw大好きな嫁さんと仲良くなww」
その後事あるごとに嫁さんのことを引き合いにしてからかう上司をどうにかとっちめてやりたいです。
俺への尋問は上司の刑事ドラマフリークの血が燃え上がった模様で後日
「俺ゆうじろうになれるかもしれん」とかいってました。
レイバン似合うようになってから言ってくださいて答えたらデコピンされました。
それは当たり前として、嫁さんが俺の事を大切な人扱いしてくれるんです。
大好きな人に大切にされたら、そりゃ一層相手も大切にしようと思いますよね。
ノロケかもしれませんが、自分とこの場合それのループで
浮気とかする気持ちも起きないし2人の時間とか大切にしようと思うんですよね。
相手を大切に思う気持ちってのは結婚生活において最も重要じゃないかなと自分は思ってます。
乙。
結局B子個人の処遇はどうなったんだ?
先輩は?
B子のとこは離婚してしまいました。
C夫曰わく「浮気だけでも有り得ないのに本命助ける為に人に擦り付けるとかは有り得ない。
と言うかそれがバレないと思ってたアホさ加減にうんざりしました」と。
付け込まれた自分も悪いかなと思ったんですが、
「いや次の恋愛はA男さんところみたいに暖かく過ごせる日常を送りたいですね」と言われました。
実際バカップル否ばか夫婦なんでお勧めは出来ません。と伝えましたが。
B子は離婚のち会社を辞め田舎に引っ込み、本命の先輩はこれまた離婚されゴタゴタのち首に。
どうやら数名に手を出していて、その女子社員らに直訴された模様です。
その子らからなぜかヒーロー扱いされましたが居心地悪かったです。
もちろん嫁の前でB子に土下座させたよな?w
そんなことしませんよw
嫁さんとB子会わせてもなんのプラスにもならないですし。
嫁さんもそんなこと望まない人ですから。
以上自分にとっての修羅場でした。
長々とお付き合い下さいましてありがとうございました。
お疲れ様でした
余り長く引っ張らない修羅場だったのは不幸中の幸いでしたね
これからも奥さんと2人でお幸せに
乙
そしてノロケ乙www
無事に解決できてよかった
奥さんとこれからも幸せにね
男遊び好きな女と先輩ざまあwww
先輩奥からみたら、普通に加害者だよな。
スイーツ(笑)女社員に腹が立つ。