本当にやった復讐 2
「キモイwww」とか、わざと大袈裟に避けたり、聞こえないふりをしたり・・・。
いつも本を読んでるだけで人畜無害なんだけど、あいつがずーっと嫌ってるから周囲も女子に問題があるんだと思うようになった。
結局、そいつは中高とボッチ兼サンドバック状態で青春を過ごし、そのせいで行方不明になったと聞いた。
え?自殺したんじゃないの(笑)は定番ネタだった。
数年後、何の縁かあの女子とばったり会った。
メチャクチャ美人になってて、ブティックから出てきてレクサスに乗るところだった。
俺は遅いけどあの時のことを謝罪し、あのいじめっ子男子が親から折檻に耐えきれず手に掛けたことを告げると・・・。
女子はあいつが親から虐待されてることをすでに知っていた。
女子「だって、私がいじめだって騒いだらあいつの虐待が終わるじゃない。
調べたんだけど、思春期のトラウマとか癖は一生残るんだって。結婚してもあいつは親じゃなくてDV野郎にかなれないよ。
ああいうことでしか注目を集められないんだから、どこへ行ってもやるだろうね。
それしかできないだろうね(笑)」
それから荷物を運ぶダンディーな店員だと思っていたのは旦那さんで、俺と比べたら月とすっぽんだった・・・。
ぼっちだった女子が見た目も変わってしまってるのによくその子って分かったね
どういうきっかけで話なんかすることになったの?
地元に帰省したとき、地元から少し離れたところの駅周辺が再開発で新しいお出かけスポットになったんです。
親に久しぶりに会う友達とそのオープン記念に出かけるって話したら・・・。
あのいじめられっ子の女子は県外の大学に進学、就職、地元で有名な地主の長男とお見合いしたことや、住んでるところは再開発された駅と一体化したマンションであることが判明。
最近、女子が里帰りした時の写真を見せて貰ったから美人になってて、顔とかどんな服装だとかが分かった。
会った時も髪型とか服装があんまり変わってなかったから、すぐ分かった。
まさか、会うとは思ってなかったし、何話していいか分からなくて地元のニュースを話したら↑の流れになった。