胸がスーッとする武勇伝を聞かせて下さい!(43)
祖母(母の母)と伯母(母の姉。祖母と同居)といとこ(伯母の長女)の話。
いとこが、大学進学を機に、田舎から大阪へ行くことになった。
通えないので、一人暮らし。
夏休み、初めていとこが里帰りする。
祖母も伯母も、いとこの大学生活や都会の話が聞ける、
なにより、都会で青春を謳歌するいとこに会うのが楽しみと、両手を広げて待っていた。
ところが、帰省したいとこの様子がおかしい。
目は虚ろで、どこを見ているかわからない。心ここにあらずといった感じ。
あげく、「○○様が…我々は○○様のために…」とかなんとかブツブツ喋っている。
これはなんかやばい、狐憑きか?!とビビったばあちゃん、
台所へ行き、フライパンとお玉を手に取って
「目を覚ませー!」
と叫びながらガンガンガンと打ち鳴らし、いとこの周りを回った。
次の瞬間いとこは「ハッ(゚Д゚)」となって、
いつも通りの表情に戻ったそうだ。
聞けば、キャンパスで宗教の勧誘に遭ったんだそう。
「おばあちゃんのおかげでいとこも正気に戻ったけど、あんたも気をつけないかん」
と真顔で話す母を直視出来なかった。笑えて。
ちなみに「ハッ(゚Д゚)」は母がこれを話した時にした表情。
「ほんとに『ハッ(゚Д゚)』って顔になってなぁ」と真剣に言っていた。
長々書き連ねたけど、武勇伝じゃないかも…。
まぁ、真の武勇伝までの場繋ぎと思ってください・・・。
ばあちゃんGJwwwwwwwwwwww
そんな状態でもちゃんと家に帰ってきたのか。
帰巣本能ってすごいな。