普段滅多に喋らない空気的存在、バイト仲間のH君が間の抜けた声で謝りながら現れた。

胸がスーッとする武勇伝を聞かせて下さい!15

483: おさかなくわえた名無しさん 04/08/11 03:40 ID:Pc60KGNN
ちょっと前の話なんだけど、うちの店に酔っ払ったDQN客4人が登場し、
バイト仲間のNさん(女)に絡んでた。
メールアドレスを聞こうとしたり、その他色々。
Nさんは笑って受け答えしていて、迷惑なのかマンザラでもないなのか微妙だった。
よって、誰もが仲裁に入るのに躊躇った。(DQN客達がヤンキーで怖かったのもあるけど)

 そして、バイトが終わり、スタッフ全員が店から出て、帰ろうとしてると、
そのDQN客達が駐車場でNさんを待ち伏せしていた。
「これから遊びに行こう。」 とNさんを誘っていた。
 Nさんは必死に断っていた。 (この時、やっとNさんが嫌な表情を出したので、実は迷惑だったのだと気づいた)
俺が仲裁に入ろうとし、近づいて行くと 
その隙に、Nさんは自分の原付きに跨り ブーンと走って逃げって行った。
DQN客達も慌てて車に乗りエンジンをかけ、Nさんの後を追おうとしたが
その時、車の前にガチャン!と自転車が倒れた。
 「あーすいません。」 と、
普段滅多に喋らない空気的存在、バイト仲間のH君が間の抜けた声で謝りながら現れた。
当然、車は倒れた自転車で前に進めない。
 DQN「早くどけ!見失うじゃねーか!」 と叫んでいたが
H君はノロノロと自転車を起こし、 「あっ」 と言ってまた自転車を倒した。
 DQN「んだよコイツー!!」 あせりと怒りで叫ぶDQN達。  もうNさんは見えないくらい遠くへ行ってしまった。
怒ったDQN客達は車から降り、H君の胸倉を掴んだ。
 
 

484: おさかなくわえた名無しさん 04/08/11 03:41 ID:Pc60KGNN
DQN「おめぇのせいで行っちまったじゃねーか!!」 とH君の顔数ミリまで顔を寄せ喚いた。
するとH君は全然ビビッてない様子で 「あ~ どうもスイマセン。」と謝った。 
DQN達は 「んだよっ!」 と言い、手を離し、自分達で自転車を退かすと、車に乗り、去っていった。
 その光景をドキドキしながら見ていた俺はH君に「 お、おまえ凄いな・・」と言うと 
H君は 「今度から店長に行ってアイツ達、出入り禁止にしなきゃな~」 と、ただそれだけを言い残し、
自転車に乗って帰って行ってしまった。
 普段無口で、バイト仲間の誰とも喋らず、誰とも親しくなかったH君だけに、びっくりした。
その度胸と機転の好さ。コイツ・・・本当は凄い奴なんじゃねえの?と・・・。

後日、その日シフトに入ってたバイト達により、H君の武勇伝は語り継がれた。
Nさんは何度も何度も謝りながら、H君にお礼を言っていた。 スタッフ全員、H君をヒーロー扱い。
H君は少し困った顔をしていた。
 相変わらず無口で空気的存在のH君だけど、
 俺達は今もH君を尊敬の眼差しで見ている。
 

485: おさかなくわえた名無しさん 04/08/11 04:42 ID:f5bz67E1
HGJ

486: おさかなくわえた名無しさん 04/08/11 07:30 ID:3w5X5d2V
HGJ!!

487: おさかなくわえた名無しさん 04/08/11 07:40 ID:Aok8QuAB
ほげるほどグッジョブ。

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コメント

  1. 匿名 より:

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    後からお礼言ったとはいえNさんにヌカだわ。

  2. 匿名 より:

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    そうだよね
    この人がスキ作ってくれたお陰で逃げられたしH君も自転車倒しができたっていうのに
    本当のヒーローは書いた人だよ
    最初の人が勇気だすかどうかが一番重要なんだよ