高校時代。
私の高校は、知的障害者の多い、ちょっと変わった学校だった。
健常者の生徒も、ほとんどが、気が弱く、暗い雰囲気の子ばかりだった。
その中で、高校デビューだったらしい男子の一部が調子に乗り、
授業妨害、学校の備品(ベンチ)を近くの川へ投げ捨てたりしていた。
私とそいつらはクラスが違っていたのだが、その噂はすぐに耳に入った。
うわぁまさしくDQNだよ…DQN死に絶えろ、などと思っていたときに
DQNグループのリーダーに告られた。
しゃべったこともないDQNと付き合うのなんて(一目ぼれらしい)
絶対嫌だと思い、その場ですぐに断った。
が、DQNリーダーは諦めず、毎日毎日私のクラスに手下を引き連れ
やってきては、私に話しかける。その話が痛い話ばかり。
中学では何人病院送りにした~、かなりワルだった~、俺TUEEEEE!
という感じの、明らかに嘘。
見た目にもそいつは、ヤンキーどころか、ちんぴらにすらなりきれてない奴だった。
私は「ああそうなんですか(‘A`)」と流していたのだが、段々エスカレートして
自分のクラスの障害者を連れてきて、「お前、購買でパンかってこい」
「その場で踊れ」と、私の目の前でその子をパシリにした。
「ハァ?( ゚Д゚)」と思って、ちょうどその場にいたDQNと同じクラスの友達に
話を聞くと、障害者に暴力を振るい、いつもパシリにしているんだそうな。
その話を聞いたとき、頭の中で何かが切れた。
もともと負けず嫌いだったので、悔しくて悔しくて、強くなりたくて
そのときから、空手と少林寺拳法を習っていた。帯は両方とも黒帯。
それでも小心で、喧嘩は怖くて手を出したことがなかったのだが、
このときは頭に血が上って、怖いという思いも吹っ飛んでた(;´Д`)
DQNリーダーに向かって詰め寄り、思いっきり蹴り飛ばす。
その場で喧嘩、というか、私の一方的な暴力。DQNの手下が回りにいたけど
びびったのか、手も出さすにただ見ていた。
思いっきり殴って、DQNの鼻が曲がったところで、DQNが泣いて謝ったので、
「自分より弱い人をいじめて楽しいか?自分より強い奴には手出しすら
出来ないのにね。お前なんかが私に告るなんて、バカいってんじゃねえよ」
と言って、最後にもう一発蹴った。
その後は、先生やらが来て大騒ぎ。
先に手を出したのは私だし、相手に怪我もさせているが、
自分で言うのも何だけど、優等生だった(頭の悪い学校だったので
テストが簡単だった)というのと、周りのクラスの子がかばってくれた
おかげで、2週間の停学で済んだ。
そのDQNは、すでに2回停学になっていることと、障害者への暴行が
明らかになった為、無期の停学→退学となった。
DQNの親からは色々言われたが、治療費だけでおさまった。
その後、DQNの手下も大人しくなり、イジメはなくなった(と思う)
授業妨害は続いていたようだけど、別クラスなので、まぁいいか、と。。。
以上が武勇伝。
というか、DQN返し?(;´Д`)今はもうこんな後先考えないこと出来ないと思う。
すっきりした。
いい女におなりよ。