物凄い美少女を助けたかったのだが、その美少女は物凄い強くて…ｗｗｗ

同じマンションに凄い美少女がいる。

線が細くてすらっとしている。
純日本人なんだけど、顔かたちが東欧にいる少女みたいな感じ。
黒髪、黒目だけど、髪はロングでさらさらで、目は光の反射に
よってちょっと灰色っぽく見えるのが凄く神秘的。
こんな美少女に朝エレベータで挨拶されると幸せになる。

ある日、私がたまたま会社半休して病院帰り、近所の公園で
その少女が変な男（20代後半？）に絡まれてた。
何しているんだろうとそっと立ち止まって見ていたら、
その男、とつぜんその少女に抱きついてきた。
　「すきなんだよぉ」

その女の子、
・凄い素早さで後ろに下がり
・すかさずランドセルのベルトについている
　防犯ブザーの紐を引っ張り
・ピヨピヨピヨとブザーが響き渡る中
　　「助けてください！変な人に襲われています！」
　大きい声で叫び（でも目が落ち着いている）
・その後、肘を出しながら素早く男の腹に突撃
　（あのストリートファイターの残影拳？みたいな感じ）
・男のぷよぷよの腹にのめりこむ肘、男、泡吹きながら
　崩れ落ちる
・まるで時代劇に侍のようにスチャッと防犯ブザーの
　紐を元に戻し
・めんどくさそうに逃げようとして私と目が合う
　　「こんにちは～」

私が公園の外から駆けてくる短い時間で全て終わってた。

美少女はめんどくさくて逃げたかったっぽいけど、
どんくさい私のおかげで立ち去る機会を逸して
迷惑かけたっぽい。

もちろん、表向きはいつもエレベータで向けてくれる
綺麗な笑顔で丁寧にお辞儀されて
　「ありがとうございました♪」
だったけど。（私は駆けって来ただけで何もしていない）

ちなみにその家族は凄いお金持ちで最上階に住んでいる。
充たされている人たちは何もかも持っているんだなあとおもいつつ
関係ない私は「ごめん」とあやまって家帰ってゲームやった。

それだけ