胸がスーッとする武勇伝を聞かせて下さい!(46)
友人と食事をする約束で、友人の勤める会社まで迎えに行ったことがある。
友人の勤める会社はテナントビルの2F、1Fはド派手な店で、一見
何をしているか分からなかった。
聞いたところ、男性社員が女性客を連れてきて、店の中で女性社員に代わり、
貴金属を買わせる怪しげな店だと聞いた。
ちょうど友人が持っていた求人誌にその会社が載っていたので、
業務内容を見てみると、お客様に貴金属を紹介する簡単な仕事です、
みたいなことが書いてあった。
そんな時、全く知らない男性(個人名)から電話がかかってきた。
男「もっしも~し。○○と言いますけどぉ、△△さん(私)のお宅ですかぁ?」
と馬鹿そうな話し方。
その時は個人名だったので、思わず「そうです」と告げ、また本人であることも言ってしまった。
そうすると男のほうが社名を名乗った瞬間、友人の会社の下の店を思い出した。
ちょっとからかってやろうと思い、最初は大人しく聞いていたのだが
(学生のとき部活何やってたの?とか好きな色何?とか聞かれた)
そのうち話が核心に迫り、
「△△さんはぁ宝石とかにぃ興味ある~?」と聞かれたのを待ってましたとばかりに、
私「えーもしかして宝石の勧誘?知ってる!あれって名簿屋から名簿買うんだよね?」
男「いや・・・」
私「あれでしょ?名簿のタイトルに【20代・女性・宝石】とか書いてあるんだよね!」
男「いや、そういうのはなくて・・・」
私「うっそぉ~そしたらさーうっかり80歳の一人暮らしのおじいちゃんのとこかけたり、
いかにも買ってくれなさそうな家に電話したら効率悪くない?」
男「・・・」
私「正直言って名簿ってあ る ん だ よ ね?」
男「・・・まぁいちおう」
私「あれでしょ?お客にアポ取り付けて、店までつれてきたら
女の人に代わって、買うまで帰さないんだよね」
男「・・・」
私「ていうかさ、たまたまおたくのお店が載ってる求人誌持ってるんだけど
(本当は持っていない)給料、やっす!安っ!」
男「いや、報奨金出るし!(ちょっと強気)」
私「でもさ~その報奨金で店の宝石買って、また報奨金もらって~の繰り返しなんでしょ?」
男「んなの買わねーし!買ってねーし!ふじこふじこ」
こんなやり取りをした後がちゃ切りされました。
しばらくは報復されるかなーと思っていましたが、
その後はその店から電話がかかってくることはありませんでした。
惚れた
ワロスww
そしてGJ。
ああいう詐欺まがいのことやってお金もらってる人達って
なにも社会の役に立ってないよな。
ちょっと思い直したほうがいいよ。
雑談してたら彼女がおばあちゃん子だったのがわかって、
「おばあちゃんに胸張って今の仕事のことを言えるの?」
とか諭すように言ってたら泣いちゃった。