電話機そのものがあまり普及していなかった時代の話
建設業に勤めていたうちの親父は20代前半ぐらいには現場監督をしていた
当時、建設業会の悪習としてあったことらしいんだが、
出張とかで知らぬ土地に行った時取引がない会社の工事現場に行ってお札を売りつける行為があったらしい
「このお札をつけていると暴力団とか右翼が工事の邪魔をしませんよ」ってわけだ
もちろんこれは真っ赤な偽物なんだけど小遣い稼ぎにそういうことする連中がいたのも確からしい
で、そういうやつらが親父の担当する現場に来たんだと
親父は応対するふりをしながら現場に引いてあった電話で業者に指示した
10t車で工事現場の入り口をふさげ、と
それが完了したのを確認したら下手にでていた態度を変えて「恐喝だぞ威力業務妨害だぞ警察呼ぶぞ」と怒鳴りつけた
そしたら相手が右翼の名前だしちゃった
はい、恐喝成立、ということで警察を呼ぶ
パトカーのサイレンが近づいて来て恐喝者が逃げようとしたんだが現場の入り口はトラックでふさがっていて逃げられない
当然会えなく御用となりました
ということを3回ぐらいやったらしい
でかい会社の社員とかもいたらしく、訴えを取り下げる代わりに取引に食い込んだりもしたとか
まぁ、ただそれだけだったらこっちが脅迫者なんだが実際にバリバリ仕事こなして信頼も得て
親父が会社やめて独立した時にそこから指名で仕事を貰えてるんだから
結果としてはうまく行ったんだろう
親父の失敗は跡継ぎになるはずの俺が親父ほどの能力を持っていないのに期待しすぎたことぐらいだ
電話機が工事現場に直接おいてあるのはすごく珍しい時代だったらしい
すぐに警察呼べるなんて発想そのものが普通じゃなかったとか
コメント
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ネタ認定するわけじゃなくて教えて欲しいんだけど、
暴対法が成立するはるか数十年前に右翼の名前出しただけで恐喝に問えたの?
そもそもそういうのを取り締まる根拠法がないから暴対法ができたわけで。
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ネタコピペだろこれ
時代的に本当にヤバイ人たちは現場ではなく上の会社単位で道路族議員に話をつけているか、その興業主自体がそういう興業のフロント企業だった時代だろう。飛び込みで893詐欺とか難しいんでない?